移住先を決める際に気をつけたいこと

以上移住先の決め方の7つのポイントを紹介しましたが、ここからは、移住先を決める際に特に注意したいポイントを紹介しましょう。

移住してからの収入先を決めてから実際に行動をしよう

移住してから仕事を探す、とか、住んでみれば何とかなるという考えは感心できません。田舎暮らしはお金がかからないと誤解している人もいますが、無職で何年も過ごせるほど甘いものではありません。

また、地方移住をして田舎暮らしを始めたい人の中には、せっかくだから自然を感じられる農業や林業、漁業などを仕事としてみたい、という人もいるでしょう。

今まで経験したことのない職種につくためには、それなりの準備が必要です。現在のスキルを活かせる仕事が見つからず、新たな職種にチャレンジするにしても、合わせて副業を始めるにしても、仕事が決まってから移住を実行することが、後悔しないためにも大切です。

移住先の気候や過去の災害についても調べておく

今まで住んでいた地域の気候と違う移住先の場合はもちろんですが、一年を通しての気温や降雨量などのデータを調べておきましょう。特に夏の暑さや台風、冬の降雪量などは気になりますよね。ハザードマップの確認もお忘れなく。また、洪水や火山の噴火、地震などの自然災害についても、過去の情報を調べておきましょう。土砂崩れや水害リスクの高い地域は避けたいものです。

医療機関や救急搬送先なども確認しておく

小さい子どもがいる家庭はもちろん、いざというときのためにも医療機関が充実している地域かどうかの確認も必要です。何科の病院があるのか、総合病院や救急病院は近くにあるのか、また介護が必要になったときのために介護施設があるのかの確認も大切です。自家用車がない場合のタクシーやバスなどの交通機関もあわせて調べておくとよいでしょう。

移住を失敗しないために体験移住を利用しよう!

移住を考えるときに大切なことは、必ずお試し移住をするということです。気になる移住先を見つけたら、数日間は現地で過ごすようにしましょう。特に四季を体験することが重要です。移住先選びで失敗するパターンの典型は、積雪エリアを夏に訪れて気に入って移住したものの、初めての冬で積雪と寒さに驚いて定住を断念し、再び都会に戻るというものです。

このような失敗を防ぐためにも、実際に訪れて少し住んでみて、どんな人が住んでいてどんな生活になるのか、その地域の気候や気質、特徴の実態を知っておきましょう。移住後の生活のイメージをつかみやすくなります。

体験移住をおこなっている自治体を紹介

では、体験移住をおこなっている自治体を3つほど紹介しましょう。移住希望者が実際の生活を体験できるように、自治体が住宅を用意したり、主要な施設を見学したり、就労体験ができることもあります。

※コロナ禍で休止しているところもあるので、各自治体の公式ホームページで最新情報を確認してください。たとえば北海道上川町では、電化製品や家具等の生活備品を備えた短期のお試し生活体験住宅があり、7日から1ヶ月まで1日2000円で利用できます。長野県大町市では、信濃大町駅前にある宿泊施設を利用する「まちなか暮らし」や、山間エリア・美麻地区にある「滞在型市民農園」を1泊2日から29泊30日まで利用できる「いなか暮らし」ができます。岡山県笠岡市では、お試し住宅を1日1000円で、1回の利用最長30日まで利用できます(延長1回可)。

まとめ

以上、移住先の選び方のポイントをお伝えしてきましたが、一番大切なことは時間をかけてよく調べてから移住することです。「こんなはずじゃなかった」と、後悔しないために、この記事を参考にあなたにピッタリの移住先をぜひ見つけてください。


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