ふみふみする
猫が人のお腹や布団などを前足でふみふみをするのは、子猫の頃を思い出している行為です。いわば「赤ちゃん返り」をしている状態で、親に甘えたいという気持ちが表れた行動と言えるでしょう。猫が甘えたいときや、リラックスしているときにすることが多いです。
見つめる
猫がじっとこちらを見てくるのは、信頼している証です。なかでも、遊びやご飯を期待しているときは、ワクワクして瞳孔が大きくなり目を輝かせています。
目があったときに猫がゆっくり瞬きをするのは、絆が強い人にしか見せない信頼と愛情表現のひとつです。しかし、もし猫が警戒心に満ちた目でこちらを見ていたら、ちょっと違う意味合いの可能性があるので、引っ搔いたりされないように注意しましょう。
お尻を向ける
猫がお尻を向けるのは、その人に心を開いているからです。「この人に嫌なことをされる心配はない」という信頼のサインです。お尻のにおいを嗅ぐのは猫同士の挨拶なので、飼い主さんに「お尻のにおいを嗅いでもいいよ」とアピールしていることもあります。
お尻(しっぽの付け根あたり)を撫でてもらうのが好きな猫の場合は、「撫でて」とアピールしていることもあるので、スキンシップを取って仲を深めてみるのも良いでしょう。
邪魔をしてくる
猫は心を開いた人に対して、色々と邪魔をしてきます。パソコンで作業をしているとキーボードに乗ってきたり、雑誌や新聞を読んでいると視界を遮ったりすることもしばしば。
猫自身は邪魔をしているつもりはなく、「かまってほしい」「振り向いてほしい」というサインを出しています。飼い主さんが自分以外に集中していることで、自分が一番じゃないと納得がいかない、飼い主さんに振り向いてほしいという気持ちが表れる、猫らしい可愛い行動です。
後ろをついてくる
猫が人の後ろをついてくるのは、かまってもらうタイミングを探っているときに見られるしぐさです。心を開いた大好きな人に甘えたくて仕方がない様子の表れです。どこにでもついてくる場合、猫は「この人は一緒にいて安心できる人」「ひと時も離れたくない」と思ってくれています。
ただし、「異常にまとわりついて離れない」「鳴き叫んだり暴れたりする」などの場合は、分離不安の可能性があるので獣医師に相談するのがよいでしょう。
視界に入ろうとする
素直に自分の気持ちを表す猫は、べったりくっついてすぐ側にいることが多い傾向があります。ツンデレ猫は、少し距離がある場所でそっと視界に入ってきます。
すぐそばで、または少し離れた場所で、飼い主さんが振り向いてくれるのを待っているのかもしれません。もし、猫と目があったときは、猫に向かってゆっくり瞬きすることで絆を深められるでしょう。
まとめ
今回は、猫が心を許した際に取る行動やしぐさについて解説しました。大好きな猫の気持ちは分からないけれど、心を許してくれていると知って安心した飼い主さんもいるのではないでしょうか?
猫は言葉が話せなくても、飼い主さんに伝えたいことを行動で示すことも多くあります。今回解説した猫の行動にぜひ注目し、一緒に過ごしてみましょう!
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