匂わせ投稿で「かわいそうな奴」認定を回避

何かやましいことがあって交際相手を秘密にしておきたいという理由の他にも、ネット上での誹謗中傷など、過去にネガティブな経験をしたことを理由に、SNSでは交際相手を「ポケッティング」しておく人たちもいます。

日常のあらゆる出来事をSNSで投稿する人がいる一方で、恋愛はオフラインだけに留めておきたいという人も増えているようです。そこで注目され始めているのが「Soft Launching(ソフトローンチ)」。もともとは新しいウェブサイトを立ち上げる際に、テスト用サイトからまず初めにローンチ(公表)することを意味するこの言葉。

ここでは日本で言う「匂わせ」を意味し、二人分のワイングラスの写真など、誰かと一緒にいることを匂わせつつも顔出しはせず、恋人の存在をソフトにローンチしていく行為を表します。

匂わせSNS投稿が増えた結果、彼氏彼女がいても「匂わせない」が世界トレンド?!
(画像=『女子SPA!』より引用)

少しだけ匂わす「ソフトローンチ」を選ぶ人も

『グラマー Glamour』UK版によると、コロナ禍でZOOMやデートアプリでの出会いが増えたことにより、SNSで恋人を「ソフトローンチ」する人が増えたのだとか。

コロナ前の恋愛プロセスは、出会ってデートを繰り返し、お互いの気持ちを確かめ合ってから、家族や友人に紹介するというのがデフォルトでした。しかし、ロックダウンなどウイルス感染予防対策によって、会わないままオンラインでデートを繰り返すスタイルに変化。恋愛プロセスが長引くようになり、周囲に恋人を紹介するという過程に進むのが、遅くなったといいます。

匂わせSNS投稿が増えた結果、彼氏彼女がいても「匂わせない」が世界トレンド?!
(画像=『女子SPA!』より引用)

オンラインアプリなどでじっくり相手を見極めることができるようになったことで、相手をすぐにはSNSで公開せず、でもデートしている事実だけは匂わす「ソフトローンチ」が新しい恋愛トレンドとなりました。

そこで、恋人の存在をまったく匂わせない「ポケッティング」を選ぶ人もいますが、少しだけ匂わす「ソフトローンチ」を選ぶ人たちもいるのは、周囲の人に「かわいそうな奴」と思われないための防御策なのではないか、と専門家が同誌に語っています。

いずれにしても、オンラインでのつながりが友人や家族だけでなく、職場の同僚や上司にまで及ぶようになった今、付き合い始めてすぐにその関係性をSNSでするのはリスキーなこと。恋愛にオープンなイメージの強かった欧米でも、恋愛トレンドが少しずつ変わってきているようです。

Source:「Today」「Women’s Health」「Refinery29」「Glamour」

<文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 橘エコ アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

提供・女子SPA!



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