③シュニッツェル/Schnitzel
フムスとファラフェルが圧倒的なのでその他の料理は僅差なのですが、結局はこれだなと落ち着くのがシュニッツェルです。実はフムスよりファラフェルより目にする機会は多く、本当にどこにでもあります。一言で言えばチキンカツです。日本でいう唐揚げのような存在と言えます。
余談ですが、イスラエルの人気ドラマ『ファウダ』でも、外出中の親が自宅の子供に電話で「シュニッツェル食べときなさい」など言うシーンがあります。
そもそもシュニッツェルは、薄く伸ばした肉をパン粉で揚げた料理です。日本料理で例えるならば、唐揚げよりは「トンカツ」や「チキンカツ」に近いのかもしれません。発祥はオーストリアで、ドイツの国民食としても有名です。
東欧とイスラエルは実は関係が深く、イスラエルは東欧(旧ロシア帝国)のユダヤ人が建国した国なので、今でも食のセンスは東欧に似ているところがあります。イスラエルの建国の礎となった著書『Der Judenstaat』は、ドイツ語で執筆されオーストリアで出版されたものです。
おまけ:ピタパンとイスラエリサラダ
フムス、ファラフェル、シュニッツェルは言わずもがなの御三家ですが、これに追随するどころか同格かもしれないのがピタパンとイスラエリサラダです。ピタパンは中東で広く食されるパンで、イスラエルでも人気です。
フムスの付け合わせにピタパン。ファラフェルを挟むピタパン。なにかにつけてピタパンは登場します。冗談抜きで、街のゴミ箱には、よくピタパンがつっこまれたりしています。お店などで、注文しなくても勝手についてくるのがピタパンです。
そしてもうひとつが「イスラエリサラダ/Israeli Salad(=イスラエルのサラダ)」。キュウリ、赤タマネギ、トマトを小さく角切りにしてレモンとオリーブオイルで和えたものをそう呼びます。イスラエルでサラダといえば自動的にこれ、と言った状況。「Chopped Salad」など呼び方はさまざまです。イスラエリサラダもまた、ピタパンのように勝手についてきがちです。
机にイスラエリサラダとピタパンがあるだけで、いかにもイスラエルっぽい食卓ができあがります。そこにフムス、ファラフェル、シュニッツェルなど並んだなら、容赦ないイスラエル定食の出来上がりです。
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