レストラン&カフェ PAO ならまち店で、奈良の名物を
「レストラン&カフェ PAO ならまち店」は、奈良町の路地裏にある明るい雰囲気のお店。奈良の名物を使ったランチがいただけます。
黒米と大和ポークカツのランチ
筆者が注文したのは、大和ポークカツランチです。奈良特産の豚肉「ヤマトポーク」を使ったカツに、おかず二品、サラダ、スープ、黒米のご飯がついています。
ヤマトポークのカツは脂っこさを感じさせず、淡泊な風味。自家製の塩こうじで味付けされており、これが少し甘くて絶妙な味わいとなっています。おかずの大根の煮物やおひたしも、上品な薄味で、ペロリと食べられるでしょう。
奈良特産の黒米のご飯は、少し赤黒い見た目です。古代米とも言われ、各種ミネラルやビタミン、アントシアニンも含んでいます。こちらでは自家栽培の黒米を使用しているそうです。
黒米カレーや大和茶ソフトクリームも人気です
こちらのお店では、黒米ごはんに4種のおかず、スープ、サラダが付いたPAO黒米ランチや、黒米黒カレーランチも人気です。大和茶のソフトクリームは、テイクアウトもできます。
日本清酒発祥の地 奈良で地酒を楽しむ
現在私たちは、透き通った日本酒「清酒」を飲んでいますが、この清酒のルーツは奈良市の正暦寺(しょうりゃくじ)で作られていたお酒ではないか、と言われています。
平安時代から江戸時代にかけては、大きな寺院で日本酒が醸造されており、これを僧坊酒(そうぼうしゅ)と呼んでいました。そのなかでも正暦寺で作られた「菩提泉(ぼだいせん)」という銘柄のものは、特に品質が高いとされていました。
また、正暦寺での酒造は、近代の醸造法の基礎となるような方法で行われており、これが「奈良は清酒発祥の地」と言われる理由でもあるのです。
奈良県内の酒蔵のお酒が試飲・購入できる「なら泉勇斎」
「なら泉勇斎」は、奈良のお酒が試飲、購入できるお店です。県内29の酒蔵の厳選したお酒が、120種類以上取り揃えられています。
試飲をして、気に入ったものがあれば、お土産に買って帰るのも良さそうですね。
菩提もとの日本酒を味わう
試飲は有料ですが、200円~と気軽に飲むことができます。明るい店内はカウンターのみで、立ち飲みのスタイル。若い女性でも入りやすい雰囲気です。
メニューを見て、好きな銘柄を伝えると、グラスに注いでくれます。筆者は「菩提(ぼだい)もと」で仕込んだ日本酒を3つ試飲してみました。
菩提もとというのは、醸造の際に必要な酒母(しゅぼ)の一つです。さきほど出てきた正暦寺のお酒「菩提泉」は、この菩提もとにより醸造されていました。
平成8年に、この菩提泉を復活させようというプロジェクトが、県内酒蔵や正暦寺などによりスタートしました。酵母や乳酸菌を正暦寺の境内から抽出・選別して菩提もとの製造に成功し、平成10年には参加した酒蔵の各社から、「菩提もと清酒」が商品化、販売されることになったのです。
菩提もとのお酒は、少し酸味の感じられるもの、香りの良いもの、さっぱりとした飲み口のものと、銘柄によって違いがあり、個性豊かです。奈良ならではのお酒を気軽に楽しんでみてください。
おわりに
奈良町は、迷路のように入り組んだ路地に、カフェや資料館、酒蔵、雑貨店などが点在しています。充分に下調べしてから散策するのも良いですが、ふらりと出かけてみても、色々な発見があってまた楽しいものです。
二度三度と出かけて、お気に入りのスポットを見つけてください。奈良町へは、近鉄奈良駅から徒歩10~15分、JR奈良駅から徒歩20分ほどです。
提供・トリップノート
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