高杉真宙に桐山漣…“イケメンなのに残念キャラ”を好演

もう一つこのドラマで注目なのが、登場するイケメンたちの残念さです。

例えば、新『ゴチ』メンバーとしても話題になった高杉真宙が演じる三女・美香の彼氏・大倉学。最初はかっこよくて、スマートなハイスペック男子として描かれていましたが、第4話ではそのスパルタぶりが話題になりました。

デートの待ち合わせにやってくるなり、美香のファッションチェックを行い…合格といわんばかりの笑み。映画を観に行くも、候補のうちどちらの映画を選ぶのか、映画代を割り勘にすべきなのか、飲み物はどちらが何を買うのか…映画の感想の正解は?!……と、すべて学から合格をもらえるように美香が振り回されるという展開でした。

高杉真宙だからなんとなく憎めないのですが、こんな面倒な男はイヤ…というのが本音。

さすが桐山漣。イラっとするのに笑ってしまう

また、桐山漣(※桐山「漣」のしんにょうは点ひとつです。)が演じる次女・里香の夫・大輔もやばいです。

大輔は、里香が冷蔵庫地図を頑張って出した献立に文句をいったり、料理を口にする前からいきなり塩をかけたり、食文化の違い…では済まされない感じ。里香に対する態度は傍若無人…あまつさえ、浮気。コミュニケーションが下手な男の典型…ですが、さすが桐山漣。やはり憎めません。

ちょっとイラっとするのに、演じるふたりの秀逸さゆえにコミカルさが際立ち笑ってしまいます。そんなイケメン俳優たちが、残念な男を演じる様も見どころです。