ゴシップガール」の制作者が、同作でナレーターを務めている女優クリステン・ベル(41)のキャスティングについて明かしている。

「ゴシップガール」(2007~2012)は、米ニューヨークの高級住宅街アッパー・イースト・サイドを舞台に、セレブ高校生たちの恋や友情をスキャンダラスに描いた大ヒット・ドラマ。昨年からはキャストやストーリーを一新した、新「ゴシップガール」が、米動画配信サービス「HBO Max」(日本ではU-NEXT)にて配信がスタートしている。

オリジナル版「ゴシップガール」にて、クリステンは、アッパー・イースト・サイドの高校生セレブに関するゴシップが掲載される有名ブログ「ゴシップガール」の“声(ナレーター)”を担当。全シーズンを通して、声のみの出演であったが、最終シーズン(シーズン6)の第10話「ニューヨークより愛をこめて XOXO」ではついに、ゴシップガール役で姿を見せた。また、新「ゴシップガール」でも引き続き、ゴシップガールの声を担当している。

先日、製作総指揮者のジョシュ・シュワルツとステファニー・サヴェージは、「ゴシップガール」に出演していたジェシカ・ゾア(ヴァネッサ・エイブラムズ役)のポッドキャスト番組「XOXO」に出演。その際、彼らはゴシップガールの声役としてクリステンを起用する可能性が低かったことを明かしている。

ゴシップガールのパイロット版(第一話)を準備していた当時、クリステンは同じ局で放送されていた海外ドラマ「ヴェロニカ・マーズ」で主演を務めており、同作でもナレーターを担当していた。そのため、同じ放送局の2つの番組で同じ人物がナレーターをすることに、抵抗を示す意見もあったという。

「ヴェロニカ・マーズ」が大好きだったというステファニーは「あの番組(『ヴェロニカ・マーズ』)で働く友達もいたの。いかなる方法でも、共喰いのようなことはしたくなかった」と発言。しかしその後、偶然にも「ヴェロニカ・マーズ」の打ち切りが決定。製作総指揮者たちは「できる限りはやく、彼女を連れて来よう」と思ったそうだ。