普段、都会で生活している人には想像もつかない生活を地方で送っている人たちは少なくないようです。また、逆もしかりでしょう。自分が普段送っている生活以外を想像するのは難しいことです。今回は彼氏の実家で体験した驚愕の体験についてお話を聞いてきました。
仕事に没頭しているうちに20代が過ぎ去っていた
写真はイメージです。
今回、お話を伺ったのは静佳さん(仮名・32歳)。これまで広告代理店勤務でバリバリ働いてきました。新卒で入社してから駆け抜けるようにして大量に降り掛かってくる仕事をこなしているうちに、あっという間に20代が終わっていました。
周りはドンドン結婚していくなかで取り残された気持ちになって寂しさを感じていたそうです。
「20代のうちに死ぬほど残業もしたので、お金だけはそれなりに余裕がありました。また昇進もしたので、最近では定時で帰れるようになりました」
だからこそ、静佳さんは余計に寂しさを覚えたのかもしれません。静佳さんは寂しさを紛らわそうと、ノーフォークテリアをペットに迎えることにしました。
「本当に可愛いんです。この子のために生きていくんだ、って思ったら、仕事も頑張れる気がしました。それに……」
そうです。このペットがきっかけで静佳さんに念願の彼氏ができたのです。静佳さんの彼氏は年下の新人獣医。出会いはペットを診てもらった動物病院でした。
## 彼氏の実家は北海道の酪農農家
動物好きが縁で仲良くなり、順調な交際が続きました。彼氏と付き合って1年経った頃。年の瀬に彼氏の故郷である北海道に挨拶を兼ねて旅行に行くことになりました。
ペットのノーフォークテリア(静佳さん提供)
彼氏の実家は帯広にある酪農家です。しかもテレビで見かけたことのあるような広大な牧場を営んでいました。
「びっくりしましたけれど、とっても新鮮でした。私は生まれも育ちもずっと東京だったので初めての光景でした。それに、彼氏の家族も私にとっても優しくしてくれました」
二人が到着した晩はジンギスカン料理が振る舞われたそうです。今まで食べたどのジンギスカンよりも美味しかったそう。
「新鮮だったからなのか、ラム肉なのに全然臭みがなくてびっくりしました」
宴会を兼ねた夕食が終わったあと、彼氏と父親はこたつで寝始めました。静佳さんは、母親に勧められお風呂を頂くことになりました。