パートナーの男性が浮気をしている場合、本人は隠しているつもりでも知らないうちにサインを出していたりするものです。

 例えば、そのひとつが「優しくなる」。今まで素っ気なかったり、冷めた態度を取っていたのに突然やたらと話しかけてきて、こちらを気にかける言葉を口に出すようになったと思ったら、ほかに女性がいたなんて話はよく聞きます。

写真はイメージです。(以下同)

出産後、妻に冷めた態度の夫に変化が……

「元旦那が子供が生まれてから私に対して距離を取っているのはすごく感じました。ただ、はじめのうちは出産を機に夫婦の関係が男と女から子供の父親・母親に代わるとも聞いていたし、ウチもそうなっただけかと思ってたんです。でも、アッチのほうもレス同然の状態で夫婦の会話も激減。気がつけばかなり冷めた関係になっていました」

 そう振り返るのは3年前に離婚し、現在はシングルマザーとして小学生の男の子を育てる吉岡郁美さん(仮名・37歳)。原因は元夫の不貞行為ですが、振り返ると発覚前から不審な点はいくつもあったといいます。

「子供が3歳になったころから急に話しかけてくるようになり、やたらと私の機嫌を取るようになったんです。でも、その割には土日はやれ休日出勤だ、接待ゴルフだと言って家を空けることが増えました。だから、最初はそのお詫びなのかなと思っていたんです」

 相変わらず夜の夫婦生活はなかったそうですが、それでも会話が増えてきたことで「子供の父親・母親として仲良くできるならそれで構わない」と満足していたとか。

 そんな元夫との関係が改善して半年ほどたったころ、中学校の同窓会に参加するため、子供を連れて九州の実家に帰省。

 当初は欠席する予定でしたが、彼が「せっかくだから行ってきたらいいじゃないか」と言ってくれたことで参加することに。同窓会の前後数日ずつ、合わせて一週間と少し長めに滞在。実家の両親は孫とずっと一緒に過ごせたことで大満足。子どもも優しいおじいちゃん、おばあちゃんに会えて喜んでいたそうです。