東京都内には日本全国の特産品やご当地グルメを楽しめる各都道府県のアンテナショップが点在しています。今回は、都内の中でもアンテナショップが集中している銀座・有楽町・日比谷エリアにある店舗を中心におすすめ10選をご紹介します。
アンテナショップとは?
各地方自治体や企業が中心となり、地元の魅力を発信する拠点となっているのがアンテナショップです。東京では、東京駅・日本橋周辺や銀座・有楽町・日比谷エリア、新宿、浅草を中心にアンテナショップが点在しています。
アンテナショップでは、地方の農産物や特産品の販売のほか、都内にある普通のスーパーやお店ではなかなか購入することのできない、珍しい名産品やグッズなどが販売されています。また、店舗によってはご当地食材を使ったカフェやレストラン、バーを併設していることもあり、東京にいながらにして、気軽に国内旅行をしているかのような体験を楽しむことができますよ。
そのほかにも、各都道府県の観光情報や移住情報、ワークショップやイベントも開催されているので、様々な楽しみ方があります。今回は、多数のアンテナショップが集中している銀座・有楽町・日比谷エリアを中心に、おすすめのショップを10選ご紹介します。徒歩で回ることのできる距離にあるので、駆け足であれば3時間程度で全てのショップを回ることができます。都心を歩きながら、同時に地方の魅力を発見してみてください。
東京交通会館内にあるアンテナショップ
JR有楽町駅の銀座口から目と鼻の先にある大きな建物が東京交通会館です。この建物の中には、全国14都道府県のアンテナショップが入っています。今回は、そのうちの4店舗をご紹介します。
1. 北海道:北海道どさんこプラザ
数あるアンテナショップの中でも、人気上位に入る北海道のアンテナショップが、北海道どさんこプラザです。店内には、北海道の定番お土産の六花亭のチョコレートのほか、Royce'のポテトチップスチョコレートなどもあり、品揃えが幅広く豊富にあります。
また、北海道産じゃがいもを使用した揚げたてコロッケ、メンチカツもその場でアツアツのまま買うことができますし、濃厚ソフトクリームも注文することができ、北海道の味をすぐに楽しむことができますよ。
北海道は、お菓子や乳製品の質が高く個性的な商品が多いですが、北海道に行かなくとも道内各地の名産が手に入るので、ぜひ立ち寄ってみてください。
2. 秋田:秋田ふるさと館
秋田ふるさと館は、割とコンパクトな店内ですが、商品のジャンルによって回りやすく区画されており、ついつい時間を忘れてしまいます。秋田の稲庭うどんやラーメンなどのご当地麺の他、カレーのルーや調味料、いぶりがっこ、もちろんお菓子も充実した品揃えとなっています。
秋田ふるさと館の中でも、一番人気は「なまはげのおくりもの」という、なまはげのお面を模した最中にお米のサブレが入った商品です。「あきた食のチャンピオンシップ2015」で銀賞を受賞した人気商品となっています。
また秋田名産のバター餅は、長方形のものと三角形のものとがあり、それぞれ微妙に食感や甘さも違います。秋田出身の店員さんによっても好みが分かれるようなので、ぜひ両方購入して食べ比べしてもいいですね。
3. 大阪:大阪百貨店
アンテナショップが集中する東京交通会館の中でも、ユーモアが効いて大阪らしさを存分に発揮しているのが大阪百貨店です。パロディーの雑貨やお菓子が中心で、店内ではたこ焼きなど大阪の名産をその場で買って、イートインすることもできます。
パロディー商品の中には、吉本興業が監修した商品もあり、笑いのセンスはピカイチ。笑いとともに届けるお土産を購入することができます。変わりダネでいうと、カツ丼や味噌汁、牛丼などを表現した冷凍スイーツは衝撃の見た目です。
そんなパロディーグッズがたくさんあって思わず笑みがこぼれる大阪百貨店の中でも、一番人気なのが蓬莱本館の豚まんです。冷凍で購入することができるので、家の常備品としても購入してもいいですね。
4. 徳島・香川:徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~
こぢんまりとした店内は、開放的でまさに地元の市場のような雰囲気です。四国の徳島と香川が合同となって展開しているアンテナショップ、徳島・香川トモニ市場では、徳島名物の新鮮なすだちのほか、すだちを加工した関連商品(お菓子、飲料など)も豊富に取り揃えられています。
また、香川といえばうどんという方の期待に応えてくれる、様々な種類のうどんが生麺・乾麺問わず取り揃えられています。うどんのキャラメルやおつまみなど、うどんの関連商品も珍しいものが多くあり、話のタネとしてもいいかもしれません。
お店の一番人気は、有明海の一番のりを摘んで加工した大野海苔です。香り高い味付け海苔は何にでも合うので、一家に1箱欲しいものですね。