石垣島の寿司居酒屋「ひとし」をご存じでしょうか。観光客だけでなく地元民にも愛されるこのお店は、某グルメサイトではそのクチコミの高さから「百名店」に選ばれているほど。今回、2022年1月に奇跡的に予約を取ることができた筆者が、お店の様子をご紹介します。
事前予約は必要?裏技もご紹介
ひとしの予約は電話のみで、ホームページもありませんし、インターネット予約などもできません。地元の方に聞くと、電話予約はまず成功しないから、直接お店へ行って入れたらラッキーくらいに思っているんだとか…。
そうは言っても、旅行者としては確実に入店するため予約してから出かけたいところですよね。ここでは、実際に予約に成功した理由とちょっとした裏技についてご紹介します。
電話に出ない!場合
ひとしが予約困難と言われる大きな理由の一つに、「電話に出ない」ということがあります。実際に店舗へ入ってみるとわかるのですが、店舗入り口に立っている店員さんは一人で、「受付」「誘導」「会計」「電話」と大変忙しくされています。
店頭でのお客様誘導やレジ業務を、電話より優先するのは当然ですよね。つまり、お客さんの入店が途絶えるタイミングを狙って電話をかければ、出てくれる可能性が上がるということです。
筆者は実際、平日夜8時半頃に電話が繋がり予約を取ることができました。開店直後やピークタイム、週末などは避けて、時間を空けて何度かチャレンジしてみてくださいね。
予約のコツ
実際に店舗でお客さんの動きを見ていると、細かく時間を区切った入れ替え制になっているようです。筆者が取れた予約は、16時半入店、17時15分フードのラストオーダー、17時45分ドリンクのラストオーダー、18時15分退店必須という約束でした。このように、きっちりとした具体的な時間指定があります。
他にも16時半入店のお客さんは多数いましたが、みなさんそれぞれラストオーダーのタイミングが異なっていて、中には注文は一度だけ・滞在時間は1時間のみというカップルも。そのカップルが退店時間になり席を立つと、すぐに次のお客さんがそこへ座るといった具合に、一切無駄が無く予約が組まれているようです。
そのため、ひとしの予約をしたいなら、「時間指定は柔軟に受け入れる」姿勢が必要だと思います。こちらから、何月何日何時から…という予約を希望してしまうと、一向に予約を取ることはできないかもしれません。
ひとしのメニュー一覧とおすすめ
晴れて念願のお店へ入店し、席に着いたら、まずはお通しのク-ブイリチー(昆布いため)をつまみに、オリオンビールで乾杯しましょう!ただし先に述べた通り、刻一刻とラストオーダーの時間が迫っていますので、注文はまとめて、なるべく早めに、が鉄則ですよ。
では早速、おすすめメニューをご紹介します!
お造り・サラダ
居酒屋ひとしの目玉メニューと言えば、こちらの刺身盛り合わせ(2人前・1,800円)です。
写真ではボリュームが上手く伝えられないのですが、お刺身好きで沢山食べたい人でも、絶対満足できる量が盛り付けられています。新鮮なマグロは、どれだけでも食べられてしまいますよ。
郷土料理・一品料理
こちらは、落花生を使った沖縄の郷土料理ジーマミ豆腐を、揚げ出しにした一品(500円)です。
アツアツの餡に絡めた揚げ出しは、噛むとトロリととろけるジーマミ豆腐の美味しさを引き立ててくれます。落花生の香ばしい香りもお楽しみに。
写真下は、グルクンの唐揚げ(500円)。筆者がおすすめしたい沖縄料理の代表です。
パッと見た目に驚くなかれ!一見、食べられそうな部分が少なく見えるグルクンの唐揚げですが、高温でサクサクに揚げられているので、なんと大きな骨まで全部食べることができるんです。おやつ感覚でサクサクとカルシウム補給しましょう♪
一品料理・焼き物
写真が無いため割愛しますが、石垣島産車エビの塩焼き(焼き物)も絶品です。ほんのり塩味の大きなエビは、丸ごとサクサク食べられますよ。
揚げ物
味付けも食感が最高なのが、こちら居酒屋ひとしの魚フライ(680円)です。
白身魚のフライにありがちなベタベタ感は一切ナシ!絶対に後悔させない、絶品メニューです。沖縄の魚フライと言えば「天ぷら」ですが、こちらではいわゆる「フライ」をいただくことができます。
サックサクの衣をまとったジューシーな白身魚のうま味と、お店オリジナルのニンニク風味の味付けがベストマッチ!忘れられない美味しさです。