研究機関が揃い、サイエンスシティとも呼ばれる茨城県つくば市。そんなつくば市では、科学館や植物園などを巡る路線バス「つくばサイエンスツアーバス」も運行しています。本記事では、路線バスと研究機関を合わせてご紹介します。

茨城県つくば市とは

茨城県の県南に位置するつくば市。かつては農村が広がる地域でしたが、1960年代から筑波研究学園都市としての開発が進み、現在は日本国内最大の学術都市として知られています。市内には、多数の研究機関があることもさることながら、北端には日本百名山の筑波山もあり、観光地にもなっています。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 東京へのアクセスも便利!つくばエクスプレス・つくば駅、トリップノートより引用)

2005年には、首都圏新都市鉄道つくばエキスプレスが開業し、つくば駅から東京都の秋葉原駅まで最短45分というアクセスの良さも魅力の一つです。

「つくばサイエンスツアーバス」について

サイエンスシティと呼ばれるつくば市で、6つの研究教育施設を巡るバスが「つくばサイエンスツアーバス」です。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 「つくばサイエンスツアーバス」外観、トリップノートより引用)

路線バスのように、乗り降り自由で、好きな研究教育施設を気軽に見学することができます。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 「つくばサイエンスツアーバス」1日乗車券。500円で乗り放題!、トリップノートより引用)

車社会の茨城県において、非常に便利な循環バスとなっています。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 「つくばサイエンスツアーバス」乗車券は特典付き♪、トリップノートより引用)

「つくばサイエンスツアーバス」の利用方法
【運行日】
・土曜日、日曜日、祝日のみ(年末年始を除く)
・夏休み期間は、月曜日を除き毎日運行
【料金ほか】
・大人500円、小学生250円、幼児無料(保護者同伴)
・一日乗り降り自由の乗車券(利用日当日に購入すること)
・水戸からの高速バス利用者は、サイエンスツアーバスとの乗り継ぎ割引(大人100円、小学生50円引き)が適用※割引には高速バスの乗車証明書が必要
【乗車券販売場所ならびに販売時間】
・関東鉄道株式会社つくば学園サービスセンター(BiViつくば1階)
・月〜土曜日/12:00〜19:00、日曜日/9:00〜17:00
【バスの発着場所】
・つくばセンター(つくば駅)バスターミナル8番乗り場
【スタッフガイド同行コース】
毎月第1・3土曜日、スタッフが同行し、各施設を説明付で見学できる、スタッフガイド同行コースもあり。スタッフガイド同行コースは、申込フォームからの事前予約が必須です。
※「つくばサイエンスツアーバス」の最新情報などの詳細はこちらをご覧ください。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 関東鉄道株式会社つくば学園サービスセンター(BiViつくば1階)入口、トリップノートより引用)

「つくばサイエンスツアーバス」で巡る研究教育施設

①地図と測量の科学館

バスルート:北回り(つくばセンターバスターミナルから約10分)
バス停留所名:国土地理院

地図や測量に関する歴史、原理や仕組みなど、私たちの生活にかかせない地図や測量の役割について、総合的に展示し、誰もが楽しみながら学べる施設が「地図と測量の科学館」です。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 「地図と測量の科学館」外観、トリップノートより引用)

館内には、国土地理院が作成の地図を展示する地図ギャラリー、様々なテーマで地図と測量の歴史について展示されている常設展示室、地図や測量に関するテーマで、随時企画展を実施する特別展示室などがあります。

屋外にも、直径約22メートルの日本列島球体模型、1960年から1983年まで、日本列島の航空写真を撮影していた、測量用航空機・くにかぜなどが展示されています。

じっくりと見学すると、約60分は必要となります。

②筑波実験植物園

バスルート:北回り(国土地理院から約10分)
バス停留所名:つくば植物園

「筑波実験植物園」は、国立科学博物館の一研究部門として、日本の植物について研究をする研究機関でありながら、一般向けに教育を提供する施設です。

【茨城】「つくばサイエンスツアーバス」で巡る!科学のまち・つくばの研究教育施設1.jpg
(画像=あやか 「国立科学博物館 筑波実験植物園」外観、トリップノートより引用)

1983年10月に開園し、通称・つくば植物園の名で、親しまれています。日本を代表する植物や、世界中の珍しい植物など、およそ3,000種類の植物が公開されています。敷地の広さは約14ヘクタールと、とても大きいので、少ない時間で見学をする場合は、ある程度エリアをしぼって見学すると良いでしょう。