そこで、猫に入ってほしいところをこっそり空けておく。あらかさまにそうするのではなく、ぎりぎり入れるかにゃ?ぐらいにしておくと、より彼らの食指が動きやすい。
構図をきめたらカメラを三脚に固定し、レリーズを手元に置いて、あとは時がくるのをまつだけ。あくまで「猫の意思」を尊重し、誘導するのがミソ。むりやりすると、嫌がったり警戒したりして、自然な写真が撮れなくなってしまうので注意。カメラに夢中になって、猫に無理を強いらぬよう銘肝したい。
かくして、私はこの一枚を撮るために、じつに三日を費やしたのである。

こんな猫写真おうちで撮りたい!ぐれみけさんのねこフォト神講座
(画像=『トランカ』より引用)
こんな猫写真おうちで撮りたい!ぐれみけさんのねこフォト神講座
(画像=『トランカ』より引用)

事実は写真よりも奇なり。やらせのような写真よりも、もっとやらせのような出来事が、みのまわりでは起こっているものだ。そんな瞬間をみのがさないよう、観察力をみがきたいものである。
猫の行動を予測できるようになれば、しめたもの。すてきな写真を撮りたいからこそ、カメラを手放し、猫をよく見て、たくさん触れあって、彼らの習性や行動への造詣をふかめたい。


提供・トランカ

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