【3】村井醸造
桜川の地酒を醸造する蔵元の敷地内では、陶雛やちりめん雛の販売も行われます。ひな飾りと一緒に、絵画の展示や、琴の演奏なども聞くことができます。
【4】伊勢屋旅館
こちらの伊勢屋旅館は、江戸末期までは「勢州楼」という、真壁では有名な料亭でした。奥行きのある玄関土間に勢ぞろいしたお雛様は見事です。珍しいのが、昭和8年のものという御殿付きのおひなさまです。
【5】潮田家
江戸末期には呉服・荒物・雑貨商を営んでいた名家で、住宅は登録文化財として認定されています。江戸、明治、大正、昭和と時代を反映する50体以上のひな飾りが、ずらりと並ぶ姿は圧巻です!
中には、女官が楽しげに犬を連れている明治時代の狆引き官女(ちんびきかんじょ)など、珍しいお人形もあります。
【6】星野家
星野家では、江戸・大正・昭和のひな飾りを楽しめます。江戸中期に作られた享保雛は「享保の大飢饉」などの時代背景により質素なものが多く、面長の顔が特徴なのだそうです。
写真のひな人形は古今雛と名付けられている100年ほど前の作品で、触れたら壊れそうな繊細さ。保存の難しさを思うと頭が下がります。
【7】佐藤家(佐藤寝具店)
手作り雛が飾られているのは、佐藤家(佐藤寝具店)。ねずみの人形で、お嫁入りや、籠行列などを演出しており、オリジナリティあふれる手作り作品が並びます。ネズミの土台は、なんとドリンク瓶!制作過程なども見せて頂けます。
【8】川島洋品店文庫蔵
洋品店の中を通って、店舗裏の文庫蔵へ進みます。明治初期や昭和初期のひな人形をただ飾るだけでなく、毎年、趣向を凝らした展示で楽しませてくれます。
【9】川島書店と見世蔵
川島家は江戸末期から、真壁で生薬店を営んでいて、書店を構えたのは4代目から。見世蔵は平成12年に文化財登録をされています。驚きなのは、見世蔵隣の書店のほう。書店とは思えないほど、つるし雛やひな人形が所狭しと置かれていて、「ここは何屋さん?」と、笑ってしまいます。
最後に
古くは江戸時代のお人形もあり、時代によって、お顔も衣装も違うので、とても興味深く拝見することができます。お宅によっては、ひな人形の他、十二単やお母様のお嫁入りに着られたという打掛が飾られていて、とても雅な雰囲気です。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?
2022年真壁のひなまつり概要
2022年2月4日(金)~3月3日(木)で規模を縮小して開催予定ですが、詳しくはこちらをご覧ください。
アクセス
車の場合
- 北関東自動車道 桜川筑西ICから国道50号~県道41号経由 約20分
- 常磐自動車道 土浦北ICから国道125号~県道41号経由 約50分
公共交通機関の場合
- JR岩瀬駅⇔真壁
- TXつくば駅⇔真壁(乗り換えあり)
特定日は臨時バスの運行もありますので公式サイトをご覧ください。
提供・トリップノート
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