南部せんべいやかもめの玉子などの銘菓をはじめ、テレビで度々取り上げられている海産物やご当地麺などの話題のグルメに、地元で昔から愛されてきた福田パンなど、盛岡で買うべきおすすめのお土産を厳選してご紹介します。

1.かもめの玉子(三陸菓匠さいとう)

【2022】盛岡のおすすめお土産24選!盛岡で買うべきお土産特集
(画像=hb.afl.rakuten.co.jp トリップノートより引用)

岩手県沿岸部・大船渡(おおふなと)市に本店を構える「三陸菓匠(さんりくかしょう)さいとう」。看板商品である「かもめの玉子」は、三陸はもちろん、岩手を代表する銘菓として有名です。黄身餡をカステラ生地とホワイトチョコで包んでおり、しっとりほくほくとした食感と上品な甘さが楽しめます。【1個:135円(税込)】

種類も豊富で、ミニサイズ(1個・税込97円~)をはじめ、りんごの果肉が入ったものやチョコレートクリーム、さらにマンゴークリームが入った「プレミアム」(1個・税込300円~)など、季節限定を含む5種類以上の「かもめの玉子」が販売されています。

2.南部せんべい(南部せんべい乃 巖手屋)

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(画像=hb.afl.rakuten.co.jp トリップノートより引用)

「南部せんべい」は、現在の岩手県と青森県にまたがっていた旧南部藩に伝わる伝統菓子です。小麦粉を主原料に、胡麻やピーナッツがトッピングされているのが一般的で、バリバリと硬い歯ごたえと素朴な味わいが楽しめます。

専門店がたくさんありますが、特に有名なのは二戸市に本社がある「巖手屋(いわてや)」。商品のバラエティが非常に豊富で、胡麻やピーナッツの定番のほか、一口サイズの「小判」、さきいかをのせた「いかせんべい」、りんごチップをのせた「りんごせんべい」など、ユニークな南部せんべいも揃います。盛岡駅直結の商業施設・フェザン内にも売店があり、品揃えが大変良いです。

3.ごま摺り団子(松栄堂)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

「松栄堂」は、岩手県南の街・一関(いちのせき)を代表する和菓子店。一関では季節の行事ごとにお餅をついて食べる習わしがあり、そんな餅文化を反映して、松栄堂でも多くの餅菓子が生み出されています。

中でも岩手土産の代表格となっているのが、こちらの「ごま摺り団子」。普通のお団子はお餅の上にあんこやゴマをトッピングしますが、餅の中にごま蜜を入れるという逆転の発想で生み出された商品です。柔らかなお餅の中に、とろとろのごま蜜がたっぷり入っていますので、一口で食べるようにしましょう。噛むと中からごま蜜が飛び出してきて、香ばしい風味が口いっぱいに広がります。お土産店では冷凍販売されていますので、持ち帰りもしやすいです。【8個入り:648円(税込)】

4.岩谷堂羊羹(回進堂)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

奥州市江刺区に本店を構える「回進堂」は、300年以上もの歴史をもつ老舗和菓子店。そんな回進堂を代表する商品が「岩谷堂羊羹」で、県内各所のお土産店などでは必ず販売されているほど、銘菓として広く知られています。

さまざまな味やサイズが販売されていますが、一口サイズや特小型サイズだと、食べ切りやすいのでお土産にもぴったり。中でも「本練り」は、厳選した小豆と昔ながらの製法で作られる、ずっしりと濃厚な味わいが魅力です。【特小型 本煉(140g):340円(税込)】

5.八幡平の樹氷(花月堂)

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(画像=hb.afl.rakuten.co.jp トリップノートより引用)

岩手県と秋田県の県境に広がる八幡平エリアで、厳冬期に見られる樹氷をイメージして作られたお菓子。やわらかい生マシュマロをクッキーでサンドして、チョコでコーティングしています。ミルクチョコやホワイトチョコ、抹茶の3種類の味を販売。【各1個・税込180円~】

6.クリームチーズケーキ(チロル)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

昭和42年から続く「チロル」は、盛岡市の繁華街・大通にある喫茶店です。コーヒーのお共にと手作りのチーズケーキを提供したところ評判となり、「チロルといえばチーズケーキ」と言われるほど盛岡を代表するスイーツとなりました。あまりに人気になったため、近年ではチーズケーキ販売のみの店舗もあるほか、お土産店でも販売されています。

チロルのクリームチーズケーキは、厳選したフランスチーズを使用しており、チーズの香りがふわっと漂う濃厚な味わい。小麦粉などの粉類を一切使っていないため、驚くほど滑らかな食感が楽しめます。ケーキというよりはクリームのようなテクスチャで、口に入れた途端溶けてしまう繊細さが魅力です。定番のクリームチーズケーキのほか、イチゴやブルーベリー入りのフレーバーチーズケーキもあります。

盛岡フェザン店では、ホール、カットともに冷凍での取り扱いがありますので、持ち帰りにも安心。柔らかすぎてフォークだと崩れてしまうため、スプーンを使用して味わってみて。【1カット:430円(税込)、4号ホール:1,550円(税込)】

7.くるみクッキー(光原社)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

盛岡市材木町にある光原社は、大正13年に宮沢賢治の『注文の多い料理店』を発刊した出版社で、社名は賢治によって名付けられたことで知られています。現在は、岩手に限らず全国各地の優れた民芸品をとり扱うセレクトショップとして営業。県産の食品などもいくつか取り扱っていますが、その中でも光原社ならではのお土産が、こちらの「くるみクッキー」です。

「くるみクッキー」は、キャラメルペーストと混ぜたたっぷりのクルミを、ほろりとくずれそうなくらい柔らかなクッキーでサンドして焼き上げたもの。ザクっとした歯応えと共に、口いっぱいにクルミの香りが広がります。濃厚な甘さも特徴で、コーヒーにもよく合います。

光原社はいくつかの店舗がありますが、「くるみクッキー」は岩手の名産品を集めた「モーリオ」で購入できるほか、併設されているカフェ「可否館」で味わうこともできます。【5個入り:837円(税込)】

8.あんバターサンド(福田パン)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

1948年に創業し、盛岡市長田町に本店を構える福田パン。創業者が「安い価格で学生を満腹にさせたい」と、独自のコッペパンを開発し、現在では1日あたり約1万個のパンを製造・販売しています。盛岡では、中高大学の購買をはじめスーパーでも販売されていて、多くの市民が福田パンを食べて育ってきたため、まさにソウルフードと言える存在です。

福田パンの最大の魅力は、大きくてふわふわのコッペパンと、そこにはさむ具材の豊富さ。本店には、約50種の具材メニューが並んでいて、オーダーすると目の前でコッペパンに塗ったり挟んだりしてくれます。具材は、あんこやジャム各種、バターやホイップなど菓子クリーム系のほか、キーマカレーや焼きそば、ハム、ハンバーグなど調理系もあります。

中でも、オーダーの3割を占めるというダントツの人気は「あんバター」。企業秘密のレシピで焼き上げられている柔らかなコッペパンと、あんことバターのシンプルかつ絶妙な組み合わせがたまりません。

賞味期限は、菓子クリーム系は翌日まで、調理系は当日のみ。売り切れ次第終了となりますので、早めの来店をおすすめします。【あんバター:159円(税込)】

9.不来方バウム(タルトタタン)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

盛岡市の洋菓子店「タルトタタン」と、創業200年を越える陸前高田市の醤油の名店「八木澤商店」のコラボで生まれたバウムクーヘン。盛岡の古い地名である「不来方(こずかた)」という呼称を冠しているので、お土産にもぴったりです。

こちらのバウムクーヘンの美味しさの秘密は、八木澤商店自慢の「もろみ」を使用していること。洋菓子に「もろみ」というのは珍しい組み合わせではありますが、醤油味というよりはふわっと風味が感じられる程度で、上品な甘さと見事にマッチしています。また、生地はしっとりふんわりしていて、軽い食感も魅力。どこか和風な味わいなので、日本茶にあわせても美味しくいただけます。

10.すがたの元祖いかせんべい(すがた)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

その名の通り、三陸沖で獲れたイカのスルメ粉末とスルメの煮汁を使用した、ちょっと変わったおせんべい。明治14年創業の「すがた」が作っているお菓子で、沿岸の宮古市の銘菓として知られています。

スルメを使っているということで塩味のイメージを持つかもしれませんが、スルメの風味はしっかりと感じつつも、ほんのり甘いという独特の味わい。ガリガリと固い食感も、なんともクセになります。【2枚×5袋入り:411円(税込)】

11.生南部サブレ(南部せんべい乃 巖手屋)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

南部せんべいの老舗である「巖手屋」で販売されている、南部せんべいとは打って変わった、現代風に仕上げられた生タイプのサブレです。サブレ生地がとても柔らかくしっとりとしていて、中にはチョコレートクリーム入り。柔らかいクッキーといった雰囲気なので、お子様や高齢な方など、固い南部せんべいが苦手な方にも喜ばれそうです。【6枚入り:712円(税込)】

12.チャグチャグ馬ッコ最中(馬ッコ本舗 みやざわ)

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(画像=tripnote.jp トリップノートより引用)

「馬ッコ本舗 みやざわ」は、盛岡市青山町に店を構える、創業60年を超える老舗の和洋菓子店です。こちらの看板商品は、毎年6月に盛岡で行われる国の無形民族文化財「チャグチャグ馬コ」をモチーフにした最中。装束を身に纏った農耕馬が練り歩く伝統行事そのままに、馬コがデザインされたなんとも可愛らしい逸品です。

最中には、北海道産の小豆を使ったつぶ餡とお餅入り。しっかりとした甘さが感じられ、どこか懐かしい味わいです。盛岡駅ビルフェザンおでんせ館でも販売されています。【1個:160円】