一般家電の原価率は10~80%以上と幅広い

一口に家電といってもさまざまな種類があり、こちらも一概にはいえません。メーカーによって考え方が大きく異なることもあり、一説には10~80%以上ともいわれています。競争が激しい業界であり、戦略もそれぞれであるため、付随サービスで利益を得たり、知名度を高めるために原価率を下げて売れやすくしたりします。

例えば、AmazonのFire TV StickやEcho Dot、Kindleはほぼ原価に等しい値段で販売されています。狙いは、クラウドサービスの利用や電子書籍の購入で利益を挙げることです。

さまざまな要因により販売価格は決まる

原価率は、それぞれの商品で大きく異なります。また、実際に販売される価格も原価率に比例しているというわけではありません。「販売形態」や「利益重視か戦略的な構想による価格なのか」など、さまざまな要因により、価格は決められます。

何かの商品を手に取った際に、「原価はどれくらいなのか」「なぜこの価格なのか」など、立ち止まって考えてみることで経済の仕組みや販売戦略が見えてくるかもしれません。

文・加藤良大

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