全国的にも人気のお菓子から、地元民しか知らないようなレアなお菓子。家でほっこりできるお漬物から、世界に誇れる地酒まで、自慢の品を色々揃えてみました。福島にお出かけの際は、ぜひ手に取ってみてください。お取り寄せ可能な物も。
【1】三万石の「ままどおる」
福島県民で知らない人はいないほど有名な三万石(さんまんごく)の「ままどおる」ですが、今や全国区でも知名度が高まってきています。スペイン語で「お乳を飲む子」という意味から名づけられた焼菓子で、バターを使ったしっとり生地でミルク餡を包んでいます。口に入れると、ミルクの風味が広がる優しい味わい。期間限定でチョコ味の「チョコままどおる」も販売されています。
【2】三万石の「エキソンパイ」
パッケージに欧風饅頭と書いてある通り、洋風のパイ生地の中には、クルミ入りの餡が入っています。餡のなかにもミルクが含まれることで、和菓子とはまた違った美味しさを感じます。パイ生地との相性も最高で、季節により、冷蔵庫で冷やしても、オーブントースターで温めて食べても、美味しいお菓子です。上記の「ままどおる」とのセット販売もあります。
【3】三万石の「三千里」
江戸時代の俳人・松尾芭蕉が福島を訪れていることから、芭蕉が自作していたとされる旅笠をイメージして作られたのが「三千里」。このお菓子の特徴は、なんといってもモチモチとした生地。もち米や山芋などを使用した皮に包まれているのは、小豆の皮をむいて製造した餡で、こし餡よりいっそうしっとりとした上品な食感です。ほんのり香る味噌の風味もアクセントになります。
【4】三万石の「塩まん」
型打ちしたもち米の粉で包まれているのが、刻み栗が入ったつぶ餡です。刻み栗といっても、どこにあるかわからないような栗ではありません。しっかりと味も食感も感じられる栗の主張が感じられる和菓子です。ほのかに塩気も感じられる直径4㎝ほどの一口サイズで、濃いめの緑茶にぴったりです。
【5】柏屋の「柏屋薄皮饅頭」
老舗和菓子店として150年もの歴史がある柏屋(かしわや)の定番商品が「柏屋薄皮饅頭」。岡山の大手まんぢゅう、東京の志ほせ饅頭と並んで、日本三大まんじゅうの1つに数えられています。その名の通り、黒糖風味の薄皮に包まれているのは、厳選した北海道産小豆で炊いたこだわりの餡。お好みで、こし餡と、つぶ餡を選べます。2019年には、JR東日本おみやげグランプリで特別賞を受賞しています。
【6】柏屋の「檸檬(れも)」
檸檬とかいて「れも」と呼びます。名前の通り、レモン風味のチーズタルトです。クリーミィなクリームチーズと爽やかなレモンの相性もよく、しっとりとした食感もスィーツを頂いている満足感につながります。クリームチーズは、フランス産のKiriクリームチーズを使用している本格派です。小さなケーキフォークが付いているのもうれしいですね。少し冷やして頂くと、より一層美味しいです。
【7】かんのやの「家伝ゆべし」
福島の三大銘菓の一つとも言われている「家伝(かでん)ゆべし」は、鶴が翼を広げた姿に形作られた蒸し菓子です。モチモチの生地に、滑らかなこし餡と表面にまぶされたケシの実が、お口の中で見事なハーモニーを繰り広げます。一度食べたらクセになると評判のモチモチのゆべし生地は、ほんのり醤油の香りも。期間限定で栗餡や桜餡を包んだゆべしも販売されます。
【8】みよしの「じゃんがら」
印象的なデザインとパッケージが目を引く「じゃんがら」。これは、いわき市に伝わる伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」にちなんだ銘菓です。北海道産大納言小豆を使用した小倉餡を、水を一切使用せずに焼き上げた生地ではさんだお菓子なのですが、皮の食感が素朴で独特。表面の糖衣が良いアクセントになっています。ずっしりとした食べ応えのあるお菓子です。
【9】酪王カフェオレシリーズ
福島のソウルドリンクとも言える酪王乳業の「酪王カフェオレ」。50%以上生乳を使用し、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙なドリンクですが、コラボ商品が続々販売されています。ヤマザキからは、ランチパック、不二家からはカントリーマアム、フタバ食品のカフェオレモナカなど、筆者が個人的にリピートしているものもたくさん。スーパーやコンビニで購入できるものもあるので、探してみてください。
【10】しんごSUNの「小名浜せんべい」
しんごSUNから販売されている「小名浜せんべい」は、海の幸を使用した海鮮せんべいが人気です。たこ、いか塩、わかめ、かつおなど数種類が取り揃えられているので、お好みで。かつおぶしや、たこなど、それぞれの風味を生かした軽い食感と、磯の香りを感じるおせんべいです。