ヘリオトロープの花を知っていますか? 香水にも使用されていて、その香りはバニラのように甘く柔らかい香りがして、 色はきれいな紫色や白の小さな花を咲かせます。そしてなんとギリシア神話にも登場しているのです! 今回は魅力満載のヘリオトロープおすすめ香水や素敵な花言葉、育て方についても紹介したいと思います!
ヘリオトロープの花言葉や育て方について
ヘリオトロープとは
ヘリオトロープはペルー原産の花で、日本には明治時代に伝わったそうです。約250種類ほどあり、紫や白色などの小さな花を咲かせるのです。フランス語で「恋の花」などとも呼ばれている花で、日本でも「香水草」という別名があり、甘い香りが特徴です。そのため香水やポプリ、ドライフラワーにも使用されています。
ヘリオトロープの花言葉は「献身的な愛」など花言葉と”とある神話”の関係
ヘリオトロープの花言葉は、「献身的な愛」、「夢中」、「熱望」、「永遠の愛」、「誠実」、「忠誠心」など、とても愛に関連したものが多いです。それはギリシャ神話にヘリオトロープの花が登場しているところから、花言葉もそのようになったのではないかと言われております。
ギリシャ神話にも登場するヘリオトロープ
ギリシャ神話のアポロンは”太陽の動きを観察する神”、つまり太陽神だったのですが、水の精であるクリュティが一途にアポロンを思い続け、大地に根を張り、ヘリオトロープの花に姿を変えたという神話があるそうです。そのため花言葉に、”一途な愛”を連想させる言葉が多いのは神話が関係しているのではと言われてます。
【水やり・肥料】ヘリオトロープの育て方
育て方の1つめです。ヘリオトロープは水を好むので、春~秋の時期は土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水をあげます。夏は乾きやすいので注意が必要です。水切れを起こすと最悪の場合は、下の方の葉っぱが全部落ちてしまうこともあるそうです。
肥料は植え付け前だと粒状のものを土に混ぜます。生育期は必要不可欠なので、春~秋は液状の肥料を1週間に1回与えます。夏場は生育が衰えるのでそのときは肥料はやめます。
【土・植替え】ヘリオトロープの育て方
育て方2つめです。水はけがよい土を使います。市販の草花培養土か、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂2を混ぜた土でもよいです。鉢の底に根が出ると根詰まりがおきてしまうかもしれないので、植え替えします。植え替え時期は9月~10月ごろがおすすめです。
【お手入れ】ヘリオトロープの育て方
育て方3つめです。春~秋に長期にわたり花を咲かせるので、こまめに枯れた花は取り除きます。大きくなってくると茎が曲がってしまうので、支柱を使いまっすぐ育つようにします。 花が一通り咲き終わった頃に、枝を半分くらい切るとまた新しい芽を咲かせ、楽しむことができます。
【置く場所】ヘリオトロープの育て方
育て方4つめです。日当たりが良いところで育てます。日当たりが悪いところだと株自体がひょろっとした姿になってしまい、色の付き方が薄くなったり花のつき方が悪くなるそうです。 なるべく屋外やベランダの日当たりがいいところで育てます。ただし暑さには弱いので、夏は風通しの良い明るいところで育てるようにします。
育て方は特別むずかしくはない!苗や花の種類についても
ヘリオトロープの育て方は、日当たりのよいところで育てて、水をよく与えるというところですね。夏の暑さには注意が必要ですが、特別難しすぎる育て方ではなさそうです。そしてヘリオトロープの苗はハーブの苗にも分類されるようです。なお、観賞用などの種類もあるそうです。
ヘリオトロープの香り・香水について
ヘリオトロープの香りについて
ヘリオトロープは”バニラのように甘い香り”がする花です。そのため欧米では「チェリーパイ」、日本では”香水草”以外にも別名「匂ひ紫」とも呼ばれています。”ふんわり、やさしい香り”と表現することも多く、和光堂の「シッカロールハイ」というベビーパウダーも、香りのひみつとしてヘリオトロープを使用しています。
ヘリオトロープの香水の歴史
ヘリオトロープは香水の原料としても使われています。以前までは天然の精油を使用していましたが、収油率が低さや揮発性の高さというデメリットがありました。現在では合成香料を代用し、香水が作られています。そして夏目漱石の「三四郎」という小説にも、ヘリオトロープの香水が登場しています。