お腹が大きくなってくる妊娠後期になると、少し動いただけでお腹が張るので料理や掃除などの家事をするだけでも一苦労。腰痛やむくみのほか、夜眠れなくなることが多くなり、イライラして夫に怒りをぶつけてしまったなんて経験がある人もいると思います。

妊娠中の妻を置いて、実家に戻った夫。そのズルい言い訳とは?
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

 そのため、実家に戻ったという方も多いのではないでしょうか。2018年に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した『妊産婦に対するメンタルヘルスケアのための保健・医療の連携体制に関する調査研究報告書』によると、出産にあたって里帰りした女性の割合は50.1%。

 つまり、残りの半数は自宅に残る派であり、30歳のときに第一子を授かった奥山真咲さん(仮名・36歳)もそのひとり。実家は飛行機で移動する遠方にあったうえ、3人の子を抱える兄夫婦が同居していたため、落ち着ける雰囲気ではないと神奈川県内にある自宅に残ることを決めます。

身重の妻を置いて実家に帰った夫に幻滅

「最初、旦那からは実家に戻ることを勧められたんですけど、そんな事情もあって難しいと説明しました。家の事とか負担をかけてしまうことになりますが理解してくれたようで、この話はこれでこれで終わったんです」

 ところが、安定期に入った妊娠5か月目に入ったある日、夫が急に「しばらく実家に戻るから」と言い出します。理由を尋ねると、「妊娠のせいだと思うけど、最近イライラしているみたいだし、胎教にもよくないだろ? だったらお前ひとりのほうが過ごしやすいんじゃないかなと思って」とさも当たり前のように語ったそうです。

妊娠中の妻を置いて、実家に戻った夫。そのズルい言い訳とは?
(画像=『女子SPA!』より引用)

「突然、何を言い出すかと思えば、コレですからね。確かに、『このくらいちゃんとやってよ』って口にすることは多かったかもしれません。けど、キレて怒鳴ったわけじゃないし、どの夫婦でもこの程度のことは当たり前にあるじゃないですか。

 正直、この彼の一言が一番ふざけるなと思いましたが、怒り以上にあきれちゃった。だって妻を気遣うような内容にも聞こえなくはないですが、自分は妊婦の嫁をひとり残して実家に逃亡しようとしているわけですからね」