シニア向けの移住支援がある自治体

シニアの移住支援がある自治体を紹介!シニアの移住がおすすめな理由
(画像=『移住支援.com』より引用)

地方創生の一環として、シニア層を都市部から地方へ誘致する流れをつくる取り組みが全国で進められています。シニア層の移住促進に取り組んでいる自治体の例をご紹介します。

北海道伊達市:高齢者の住みたい街を作る「伊達ウェルシーランド構想」

北海道伊達市は道央地方南部に位置し、有珠山や洞爺湖など雄大な自然に囲まれた市です。「北の湘南」とも呼ばれる温暖な気候に恵まれ、医療・福祉施設が充実した暮らしやすいコンパクトシティで、快適居住地として知られます。2003年に地価上昇率が全国1位となるなど、移住先としても安定した人気があり、移住者受け入れに早くから取り組んできました。そんな伊達市では「伊達ウェルシーランド構想」として、高齢者が安心・安全に暮らせるまちづくりと高齢者のニーズに沿った生活産業の創出が、行政・民間協働で進められています。高齢者が安全・快適に暮らすことができる「安心ハウス」や優良田園住宅といった住まいの支援、自動車を運転しない人向けの乗り合いタクシーなどの事業が展開されています。

福岡県宗像市:三世代同居住宅支援補助制度

宗像市は福岡市と北九州市の中間あたりに位置し、都市部にも自然にもアクセスしやすい立地です。宗像市には、子育て世帯または若年夫婦世帯と、その親世帯が同居するために住宅を取得・改装する場合に費用を補助する制度があります。支給金額は子どもの人数や居住区域によって加算があり、最大で40万円です。宗像市の場合は親世帯が3年以上市内に居住していることが条件のため、シニア世代が新規移住した際には利用できないのですが、参考までにご紹介しました。三世代の同居や近居を促進する制度はさまざまな自治体で行われていますので、移住先を検討する際は調べてみるとよいでしょう。

大分県大分市:一人ひとりに合った高齢者支援が充実している大分市

「日本一のおんせん県」と称される多様かつ豊富な温泉、サバやフグをはじめとする美食の数々が魅力の大分県。その中でも都市機能が整った大分市は、移住したいまちとしてあらゆる世代から人気を集めています。そんな大分市では高齢者支援にも力が入れられています。単なる介護や福祉サポートというだけでなく、高齢者が生きがいをもって積極的に社会と関わり、安心して在宅で暮らせるよう支援する取り組みが特徴です。介護保険サービスのほかに、栄養バランスのとれた食事を宅配する「愛の自立支援事業」、ひとり暮らし高齢者に2日ごとに乳酸菌飲料を宅配し安否確認を行う「愛の訪問事業」などがあります。

まとめ

高齢化が進む中、元気なシニア層は地域社会の担い手として期待が高まっていると言えるでしょう。さまざまな移住支援や高齢者が生き生きと暮らせるまちづくりが各地で行われています。都会のストレスを卒業し、地方で快適なシニアライフを送ってみてはいかがでしょうか。


提供・移住支援.com

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