一年中ヒンヤリ「材木岩氷室(ひむろ)」
ある地点だけ一年中冷風が噴きだす自然現象が見られる洞窟を、風穴(ふうけつ)といいますが、明治13年、白石市小原の黒森で、天然の風穴を発見したことから、蚕の卵である蚕種貯蔵のための施設をつくりました。これが氷室、今でいう冷蔵庫です。
それによって、明治時代の小原地区は養蚕・製糸業が盛んになり、明治40年頃までには、多くの氷室がつくられていました。当時の氷室を再現したものが、公園内の山側に建てられています。無料で室内が公開されているので、のぞいてみましょう。冷気が噴出しているため内部はヒンヤリしています。
宿場町の風情漂う「検断(けんだん)屋敷 木村家住宅」
公園内にある木村家住宅は七ヶ宿街道沿いにあった宿駅の一つで、上戸沢宿の検断役を勤めた木村家の住宅です。検断役とは、宿駅関係の一切の仕事を取りしきる重要な職務。木村家は、本陣に準ずる大名やその家族たちの宿泊、休憩所としての役割に加え、人馬の提供、交通や荷物の流通管理の仕事も担っていました。
そんな木村家の母屋を上戸沢から移築復元したもので、無料公開されています。建物は、江戸中期頃の建築と推定され、宮城県の有形文化財に指定されています。
さいごに
自然が創り出した造形美と、検断屋敷や氷室を通して、歴史にふれられるスポットをご紹介しました。あわせて夏には、水遊びもできますので、ご家族連れで楽しめます。以前は、七ヶ宿ダム方面までつながっていましたが、2022年1月現在は材木岩の前で通行止めになっています。その分、歩行者天国状態で、のんびり材木岩を堪能できるようになっています。
提供・トリップノート
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