フリーランスには3つのタイプがある
自由な働き方に興味があるものの、一番の心配事は「収入」という人も多いのではないでしょうか。安定して稼ぎ続けているフリーランスは、どのように仕事を得ているのでしょうか。
「集客」や「稼ぎ方」という視点でいうと、フリーランスは「職人ポジション」「相談役ポジション」「城持ちポジション」という大きく3つのタイプに分類できると考えています。(069ページより引用)
どのタイプであるかによって、顧客獲得のポイントが変わってくると著者は言います。
「職人ポジション」は、高いスキルが売りのタイプ。そもそもフリーランスは、持っているスキルが世間一般的に見て平均以下であったら、仕事で成果を出すことは難しいものです。「職人ポジション」は、特にスキルが高いということや実績をしっかり情報発信することで、顧客獲得につながると言えるでしょう。
「相談役ポジション」は、相談から仕事につながるタイプ。持っている知識やスキルでサポートしていくスタイルは競争相手が少なく、単価が落ちにくいと言います。相手を見極めて相談に乗り、料金設定をパッケージ化しておくことが顧客獲得のポイントになるようです。
「城持ちポジション」は、特定分野のカリスマとしてコアなファンを獲得しているタイプ。ファンを囲い込む城となるWebサイトやSNSによる情報発信などが大事ですが、求心力を失わないように日々、時間と手間をかけていく必要があるようです。
自身のタイプを見極め、さらに3つを掛け合わせた事業運営を心がけていくことが安定した収入の獲得につながると言えそうです。
報酬が安くても引き受けたほうがいい仕事がある
フリーランスは仕事がなくなる不安感から、つい仕事を詰め込んでしまう傾向があるようです。働きすぎて心身を壊してしまうことがないように、単価や仕事量を精査することは必須ですが、中には報酬が安くても引き受けたほうがいい仕事もあるのだとか。
興味はあるけれど報酬の安い仕事がきた場合、どうしたらいいか悩むかもしれません。そんなとき私は、次の3つの基準で判断しています。
- スキルが上がるもの
- 実績になるもの
楽しくできるもの
(203~204ページより引用)
独学での勉強も大切ですが、実際の仕事を通じて経験を積むことは自身の宝になります。新しいスキルを身に付ける機会は、お金に代えられないでしょう。自己のブランディングにつながる仕事や、楽しんでできる仕事は、積極的に受けていったほうが良さそうです。
しかし、話を聞いただけでは今後の経験や実績になる案件なのか分からない場合もあります。引き受けるかどうか迷ったときには、「チャレンジしないことで後悔はしないだろうか」と考えてみること。条件が良いかどうかという基準だけでは、現状から成長できない一面もあり得ます。
自分らしい働き方を求めてフリーランスになることは、人生における選択肢の一つです。だからこそ、さまざまな注意点を知り、安定して稼ぐことができる方法をリサーチしておくことが重要だといえそうです。
タイトル:『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』
著者:山田竜也
発行:日本実業出版社
定価:1500円(税抜)ナカセコ エミコ((株)FILAGE(フィラージュ)代表)/DAILY ANDS
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