長野県と山梨県にまたがっている高原地帯の八ヶ岳。美しい四季の風景に魅了されて移住を決める人も多いそうです。八ヶ岳周辺の魅力や基本情報、アクセス、移住支援制度をまとめました。八ヶ岳に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

八ヶ岳ってどんなところ?

八ヶ岳はひとつの山の名称ではなく、山梨県、長野県にまたがる山々の総称です。明確にここからこの山までという定義はなく、北の蓼科山から南の編笠山まで約25kmのエリアです。大部分は八ヶ岳中信高原国定公園の範囲で、日本の屋根として個性的な山々が連なっています。赤岳(2899m)をはじめ、権現岳、硫黄岳、阿弥陀岳、天狗岳などの山々、原生林や池沼には多くの貴重な動植物も生息しています。周辺の歴史や気候、特徴、見どころなどを紹介します。

八ヶ岳の歴史

八ヶ岳山麓からは旧石器時代、縄文時代からの国宝級の遺跡、土器、土偶石器などが発掘されています。野辺山では約1万4千年前の旧石器時代の石器、南佐久郡北相木村の洞窟からは縄文時代の人骨や生活用品が見つかっています。国宝に指定されている土偶の、縄文のビーナス、仮面の女神が有名です。また和田峠で採れた黒曜石は石器の材料として使われ、遠く240km四方へも運ばれていました。大正15年(1926)に馬の放牧場が作られ、戦後は乳牛の牧場も増えました。現在ではブランド牛の甲州牛なども生産しています。高度経済成長期以降、道路が開通し交通手段が発達すると、避暑地として全国に知られる人気リゾートとなりました。

地理と気候

八ヶ岳は明確にここからこの山までという定義はなく、北の蓼科山から南の編笠山まで約25kmのエリアが該当します。大部分は八ヶ岳中信高原国定公園の範囲で、日本の屋根として個性的な山々が連なっています。赤岳(2899m)をはじめ、権現岳、硫黄岳、阿弥陀岳、蓼科山、霧ヶ峰(車山1,925m)、美ヶ原といった比較的穏やかな山群、原生林や池沼には多くの貴重な動植物も生息しています。冬は気温が低くなりますが晴天が多く雪は少なめ、夏は涼しくて湿度が低く過ごしやすい気候です。北杜市は日照時間日本一です。。

八ヶ岳へのアクセス

鉄道の場合、東京からはスーパーあずさ、あずさ利用が中心。新宿から八ヶ岳の玄関口、小淵沢まで約2時間です。名古屋方面からは名古屋・大阪発のワイドビューしなので、名古屋から小淵沢まで約2時間40分です。車の場合は中央自動車道で小淵沢までは東京方面・高井戸ICから約2時間、名古屋ICからは約2時間半です。また、小淵沢駅(山梨県北杜市)から小諸駅(長野県小諸市)までを結ぶJR小海線は、八ヶ岳を眺めながら高原を走る観光列車としても人気があります。清里駅〜野辺山駅間には、標高1375 mのJR鉄道最高地点があります。

八ヶ岳周辺の移住支援制度

八ヶ岳周辺に住みたい!基本情報や移住支援制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

八ヶ岳周辺にある自治体の移住支援をまとめました。二拠点住居、移住を考えている人は参考にしてください。支援事業が現在中止になっていたり、条件などが変更になっている場合もあるので、利用する際には各自治体窓口で確認してください。

原村起業チャレンジ補助金

星空が美しいことで有名な原村。首都圏からのアクセスも良く、移住希望者も多いエリアです。原村起業チャレンジ補助金は村内で新たな事業を始める人を応援する補助金です。原村で開業をしようとする人、または開業して間もない人の事業計画から優秀なものを認定し、事業経費の一部を補助します。新規性、創意性、強み、競争力など、競合企業より優れている製品やサービスなどを応援します。審査により最大50万円以内が補助されます。

原村空家有効活用促進補助金

原村では移住・定住の促進、地域の活性化のために、移住・定住希望者などが村内の空家を購入、リフォームをする場合、その経費の一部を補助する空家有効活用促進補助金交付事業を行っています。購入した不動産の登記を補助金の交付決定後に実施すること、補助金の交付決定後に、登記、住民登録を行うこと、補助金の交付決定を受けた年度内に登記が完了し当該年度の末日(3月31日)までに実績報告書の提出することが必要です。 対象者は空家を購入し移住・定住する50歳未満で5年以上居住する人です。

茅野市移住体験住宅

茅野市は若者に選ばれるまちを目指し茅野市役所内各課が連携して、子育て、仕事、住まいを中心とした情報発信、移住相談をおこなっています。移住体験住宅は、茅野市への移住を考えている人を対象に1~2ヶ月間、現在使われていない教員住宅を貸し出しをする事業です。移住体験住宅を拠点として茅野市の生活を体験したり、物件探し、職探し、移住前の準備などができます。ペット相談可の住宅もあります。家具家電などはありますが、寝具、タオル、食品などの保健衛生に関わる備品は各自で用意してください。

茅野市について詳しくはホームページで