歌手のシーアが、初めて監督をつとめた映画『ライフ・ウィズ・ミュージック(原題:Music)』に寄せられた批判と、それによってメンタルヘルスに支障をきたした経験について語っている。

『ライフ・ウィズ・ミュージック』は、2021年2月にアメリカで公開された、シーアの実体験を基にした作品。アルコール依存症をかかえた女性が、自閉症の妹と生活する中で、友人や家族から愛を学び、困難を乗り越えていくストーリーだ。

批判が噴出したのは、自閉症の妹ミュージックのキャスティングについてだった。

シーアはミュージックの役に、健常者の女優マディ・ジーグラーを起用。ところが、自閉症の人物を健常者が演じることや、その描かれ方について「障がい者差別にあたる」と一部の団体から批判の声があがったのだ。