しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を繋ぐ全長約60キロメートルに及ぶ西瀬戸自動車道の愛称です。瀬戸内海にある6つの島を9本の橋で結び、美しい景観やグルメを楽しむことができます。ドライブやサイクリングロードとして有名な、しまなみ海道の6つの島の中で最も観光名所や食事処が多いのが、生口島(いくちじま)です。今回は、尾道駅前と生口島を1日で満喫できるモデルプランをご紹介します。
9:20 広島バスセンターから尾道駅前へ
今回は広島バスセンターからバスで尾道へ向かうプランをご紹介します。
広島バスセンターから尾道駅まで大体1時間に1本のペースでバスが出ており、所要時間は約90分、運賃は片道1,750円です。土休日運行のバスもあるので時間にはご注意を。
ちなみに9:20発は土休日運行となっています。必ず事前に調べてから広島バスセンターへ向かうようにしましょう!
URL:http://www.h-buscenter.com/
11:00 ONOMICHI U2へ行こう!
尾道観光の新スポット!瀬戸内の衣食住が揃う複合施設「ONOMICHI U2」
尾道駅前へ到着したら、まずは、ONOMICHI U2へ向かいましょう。ONOMICHI U2は、2014年に誕生した複合施設。尾道の海沿いに立つ巨大な元海運倉庫をリノベーションした建物です。
目の前が尾道水道となっており、建物のすぐ横に大きな船舶が停泊することも!開放的なロケーションはとっても魅力的です。
また、施設内は、レストラン、カフェ、バー、サイクルショップ、宿泊施設など衣食住の全てが揃っています。
11:30 瀬戸内の新鮮な食材を頂こう!ランチは「The RESTAURANT」で!
建物内を見学したら、ランチの時間に合わせて、「The RESTAURANT」へ行きましょう。こちらは瀬戸内海の新鮮な食材を提供しているレストラン。
人気のお店のため、テーブル席を利用したい方は、予約がおすすめです。筆者が訪れた際も、テーブル席は予約で満席のため、カウンター席を利用しました。開放的でカウンター席もかなりお洒落な空間となっています。
そして、旅をしていると写真を沢山撮る人が多いかと思いますが、充電の減りが早い!なんてことよくありませんか?嬉しいことに、このカウンター席の下にはコンセントが用意されています。
スマートフォンの充電が足りない…なんて時は是非利用してくださいね。
こちらのレストランのランチセットは、なんとパンとサラダが食べ放題。パンも自分で温めることができるので、焼きたてのように温かいパンを食べることができます。
今回ご紹介するのは、本日のパスタセット。日によって、内容が違うので必ず店員さんに聞いてから注文してくださいね。
12:40 尾道港からフェリーで生口島へ
ランチを食べた後は、尾道港からフェリーに乗って生口島の入り口である瀬戸田港へと向かいましょう。運賃は大人1,050円です。
こちらが瀬戸田港へと向かうフェリー、シトラス号。
所要時間は40分となります。フェリーに乗っている間も景色を楽しむことができるので、40分間あっという間に過ぎるかと思います。
天気が良ければ、風がとても気持ち良いです。また、小さい船ながら、自転車を乗せることもできます。サイクリングをしている人にも便利な船です。
13:30 耕三寺博物館
瀬戸田港より徒歩10分の距離にあるのが、耕三寺博物館。「耕三寺」は、大阪の元実業家耕三寺耕三が慈母への報恩感謝の思いを込めて建立された浄土真宗本願寺派の寺院で、「母の寺」と呼ばれています。
耕三寺家の美術コレクションを公開するため、1953年(昭和28年)に国の登録博物館として開館しました。
30年余かけて建立された耕三寺の仏教建築群は、奈良から平安時代の寺院の手本とされ、15棟が国の登録有形文化財に指定されています。
また、耕三寺博物館が芸術活動の一環として取り組んでいるのが「未来心の丘(みらいしんのおか)」です。
広さ5,000平方メートルにも及ぶ白い大理石の庭園で、世界を舞台に活躍している杭谷一東(くえたにいっとう)氏が制作したものです。ここで使用されている大理石は全て、杭谷氏のアトリエがあるイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナで運んできたものを使用しています。
自然と一体となった大理石の庭園「未来心の丘」は見て楽しむだけでなく、フォトスポットとしても人気が出ています。