限界集落での生活は大変?実際の暮らしについて

限界集落への移住は可能?実際の暮らしや移住のメリットデメリット
(画像=『移住支援.com』より引用)

限界集落に移住したいと考えていても、実際の暮らしが気になる人もいるでしょう。ここでは、仕事や住居、生活や人間関係に着目して、限界集落での実際の暮らしを解説します。

仕事について

限界集落に移住する前に、仕事を探しておきましょう。なぜなら、移住してから探そうとしても限界集落で仕事を見つけるのは難しいからです。

限界集落では一次産業を主な産業にしているため、農業や林業、漁業といった仕事が見つけやすい傾向にあります。さらに慢性的な後継者不足に陥っている限界集落では、仕事探しを支援するサイトなどがあるので、気になる集落があればチェックするのがおすすめです。

また、リモートワークの普及によって、インターネットさえつながれば仕事ができる環境が整います。リモートワークが可能なら、会社に勤めていても限界集落へ移住できるでしょう。

高齢化が進んでいる限界集落では、看護や介護の仕事も求人が多く、資格のある人は重宝されます。移住先や近隣のハローワークを利用すると紹介してもらいやすいため、移住前に確認しましょう。

住居について

限界集落には空き家がたくさんあるものの、居住できる家がなかなか見つからないケースが少なくありません。なぜなら、借りたい家が見つかったとしても、所有者が不明だったり、紹介してくれる人に会えなかったりする場合があるからです。

限界集落に不動産屋があることも少ないため、近隣の町で家を探してもらう必要が出てきます。限界集落の活性化に向け、自治体が管理しているケースもあるため、確認すると家を見つけられるかもしれません。

また、万が一家を見つけたとしてもリフォームが必要なる場合もあります。快適な住居にするために修繕費がかかることを想定し、家探しをすると良いでしょう。

生活について

家賃や土地代などが安い反面、車の維持費やガス代、自治会費といった生活費がかかります。限界集落では車が必須なため、ガゾリン代は高くなるでしょう。

自給自足をしている人の多い限界集落では、近所から食べ物のおすそ分けをもらうこともあります。都会に比べると物価も安いため、生活にかかるお金を抑えられます。

スーパーやコンビニ、専門的な病院などに行く場合は、不便を感じるかもしれませんが、車があれば問題ありません。また、ネットを活用し買い物もできるため、さほど問題はないでしょう。

人間関係について

限界集落でトラブルが起きがちな人間関係。集落独自のルールや慣習に最初は戸惑うかもしれませんが、しっかりと時間をかけコミュニケーションを取ることが大切です。

もし心配ならば、お試し移住などで限界集落の暮らしを体験してみると良いでしょう。実際に暮らしてみると人脈を広げられ、近所の人にも顔を覚えてもらえるので、スムーズに移住できます。

限界集落での暮らしに向いている人

限界集落への移住は可能?実際の暮らしや移住のメリットデメリット
(画像=『移住支援.com』より引用)

限界集落では不便なことがあるため、向き不向きがあります。限界集落への移住を考えている場合、自分がその暮らしに向いているのか確認する必要があります。最後に限界集落での暮らしに向いている人を紹介しますので、自分が当てはまるかチェックしてみてくださいね。

自然が好き

先述した通り、限界集落には美しく壮大な自然がありますが、寒さに厳しかったり、虫が多かったりします。また、自然に囲まれているということは、自然災害が起きやすいところでもあります。このように自然環境を受け入れて住める人にとっては、限界集落はぴったりと言えるでしょう。

工夫をしながら楽しめる

限界集落は都会に比べると不便です。しかし、その不便を工夫しながら楽しめるのであれば、限界集落に移住しても問題ないでしょう。

例えば、限界集落では店が少ない上に、夜間営業している店もほぼないため、急に必要になったものをすぐに購入できません。そのため、普段から生活用品や食料品などをストックしたり、集落を出たときにまとめ買いしていたりすると安心です。

また、限界集落では施設が整っていないケースも多く、人材不足でもあります。何か困り事があったとしても、自分で何とかできる力を身につける必要があります。

そのため創意工夫が得意な人や逆境を楽しめる人であれば快適に過ごせるでしょう。

コミュニケーション力が高い

世帯数の少ない限界集落では、都会より密な関係を築くケースがあります。特に若い人が移住した場合は、さまざまな頼まれごとをするかもしれません。そのため、距離の近い人間関係や複数人での付き合いが苦手な人には向いていないでしょう。円滑なコミュニケーションが取れ、人付き合いを煩わしいと思わない人が限界集落での暮らしが向いています。

まとめ

自然が多くのんびりとした時間を過ごせる限界集落での暮らし。憧れから移住を考える人もいるかもしれませんが、今回紹介したさまざまなメリットやデメリットを把握し、自分に合っているかを確認するのが大事です。限界集落の暮らしは不便なこともありますが、自然を感じられたり、温かい人柄に触れられありできるので、得られるものの方が多いでしょう。どんな限界集落に住みたいのか、住居はどうしたいのか、どうやって生活を成り立たせるのかをしっかり考慮し、快適な限界集落の暮らしを送ってくださいね。


提供・移住支援.com

【こちらの記事も読まれています】
コンビニエンスストア店舗数の都道府県ランキング!コンビニエンスストアが多い地域はどこ?
持ち家比率の都道府県ランキング!一軒家に住みたい人におすすめの都道府県は?
車の普及台数が多い都道府県ランキング!田舎に移住したら車生活?車購入は必要?
【田舎暮らしをしたい!】地方移住をして農業を始めたい人向けの就農支援制度を紹介!人気の地域や仕事の見つけ方も
リタイア後に地方移住した夫婦の家計を公開!(50代・60代夫婦編)