出産はいつどこで陣痛が始まるかわからず、計画をしてもその通りに行かない場合が多いもの。「ここで生むのは絶対に無理!」というような場所で出産しなければならなくなることもあるのです。今回は、まさかの場所で産気づいてしまった女性と、それを救った助産師の実話をご紹介します。

スコットランドの車道で産気づいた妊婦

28歳のニコール・トレイナーさんは、スコットランドで最も交通量の多い車道で産気づいてしまいました。娘を病院に連れていこうと運転をしていた彼女の父親が車を脇に寄せるころには、ニコールさんはすでに子供の頭が出てきているのを感じていました。車の中にはニコールさんのパートナーと2歳の娘も同乗していましたが、ニコールさんは痛みや不安から大声で叫び続けていました。

たとえベッドの上であっても出産は大変なものなのに、高速道路での出産は妊婦にとって非常に大きな負担であるのは間違いありません。そして家族にとっても不安で仕方なかったことでしょう。

奇跡!娘と犬の散歩をしていた助産師が偶然通りかかる

刻一刻とお産が近づく中、ニコールさんを救う奇跡が起こります。パニックになっているニコールさんの叫び声を聞いてやってきたのは、休暇中の助産師でした。スーザンと名乗ったその助産師は、この困難な状況に置かれたニコールさんを「あなたならできる」と励まし、元気な男の赤ちゃんを取り上げました。その後救急車が到着し、ニコールさんと赤ちゃんは病院に行きましたが、特に問題がなかったためその日のうちに元気に退院しました。

天使のようなあの助産師にお礼を伝えたい

ニコールさんはこの出来事の後、直接お礼を伝えるためにスーザンさんを探し始めました。スーザンさんが取り上げてくれた赤ちゃんの写真を見せたいそうです。二人が再び会えることを祈らずにはいられません。

文・山根ゆずか

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