7日からテレビ東京ほかで放送スタートしたドラマ「シジュウカラ」。山口紗弥加演じる40歳の売れない漫画家が、18歳年下の美青年と恋に落ちる不倫ドラマです。
(画像:ドラマ24『シジュウカラ』テレビ東京公式サイトより)
原作は、坂井恵理の同名漫画。夢も人生も諦めかけていた中年女性が、再び自分と向き合うようになるまでの心情を、細やかに描きます。
今回は、知っておくとよりドラマを楽しめる原作『シジュウカラ』のおすすめシーンをご紹介いたします!
40歳の売れない漫画家と22歳の青年との不倫を描く
『シジュウカラ』(双葉社)は、『ヒヤマケンタロウの妊娠』『ひだまり保育園おとな組』など、子育てやジェンダー問題に深く切り込んだ作品で知られる坂井恵理による不倫漫画。
坂井恵理「シジュウカラ」双葉社
主人公は、40歳の売れない漫画家・綿貫忍。東京で20年間アシスタント生活を続けたものの、夢を諦めて家族と共に地元へ引っ越します。ところが、その途端に昔描いたレディコミが電子書籍でバカ売れ。漫画家としての再起をかけ、ペンを取ります。 そして、アシスタントとして雇った22歳の青年・橘千秋と出会うことに。
さえない中年女性の忍に、グイグイ迫る千秋。ふいに顔を近づけてきたり、手を繋いできたり。ときめいてしまう自分を抑えるのに必死な忍ですが、やがて千秋の言動に裏があることを知ります。
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山口紗弥加と板垣李光人で実写化
主人公・忍を演じるのは、「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」で、遅咲きの青春を謳歌(おうか)する主人公をコミカルに演じ、話題となった山口紗弥加。スレンダーで美人なせいか、「弱気で自信のない中年女性」として描かれる原作の忍とイメージはだいぶかけ離れていますが、そこは数々の作品で名バイプレイヤーとして培った演技力でカバー。
自分から手を握ってほしいとお願いする切実なシーンや、温泉旅行での葛藤のシーンをどのように演じてくれるのか、今から楽しみです。
謎の美青年・橘千秋を演じる板垣李光人は、今月20歳の誕生日を迎える気鋭の若手俳優。 ドラマでの出会いの場面では、ドアを開けて喫茶店に入ってくるだけなのに、生唾を飲んでしまうほどの美しさでした。顔が綺麗! 過去が明かされ、忍との仲が深まるにつれ、さまざまな表情を見せてくれるはずです。
原作では、意外とあどけなかったり、忍への思いを抑えきれずに突っ走ってしまったり、読者をキュンキュンさせっぱなしの千秋。 個人的なおすすめシーンは、なんといっても忍の手をとって「逃げましょう」と言う場面。実写でも身悶えてしまうこと間違いなしです。
(C)坂井恵理「シジュウカラ」双葉社