観光スポットがたくさんある那須高原エリアは、時代に合わせて進化している場所です。2007年からあるアートレジデンスに、2018年ランドアート「水庭」がつくられ、その後さらにヴィラやレストランなど新しい施設が加わって、2020年秋に「art biotop」としてグランドオープンしました。完成した今こそ訪れたい見どころと、1日でもれなく楽しむ回り方をご紹介!
はじめに
アートビオトープって?
現在は「art biotop」または「アートビオトープ」と表記されることが多いですが、実はさまざまな変遷を経て今に至る施設です。もとは二期倶楽部という小さなリゾートホテルがあった場所に、2007年にアーティストレジデンスができ、いくつものプロジェクトが行われました。2018年にランドアート「水庭」がつくられ、その後さらにヴィラやレストランなど新しい施設が加わり、2020年秋にグランドオープン。
写真映えスポットとして水庭が紹介されることが多くなりましたが、実は食やものづくり、そして自然との対話を楽しむこともできるような、アーティスティックな複合施設です。
事前予約、アクセス
訪れる際には、事前予約が必要です。レストランの食事と水庭見学がセットになっていて、インターネットや電話で予約ができます。ランチは7,700円、ディナーは15,400円、他に水庭ガイドツアーというのもあります。
宇都宮市内からだと車で1時間半くらいで、南ヶ丘牧場やとりっくあーとぴあなどの有名スポットが並ぶエリアを抜けた少し奥のほうにあります。車でない場合は、那須塩原駅からの無料シャトルバスも予約することができます。
ランチ予約が12時から30分刻みなので、今回は12時からのランチをスタートに、1日で余すところなく魅力を満喫する回り方とともに見どころを紹介します。
12:00 レストランμ(ミュー)で素敵な創作コースを堪能
雑誌などで多く取り上げられたフォトスポットということもあり、水庭がよく知られていますが、水庭と同じくらいメインの目的として訪れてもらいたいのがこのレストランμ。遠くに水庭が少し見える、静かで美しい景色の中で素敵な料理をいただけるレストランです。
メニューはそのときどきで変わる料理で構成されたコース1種類のみ。栃木県内の肉や野菜を使った料理、ビールを使ったアイス、茄子と鮎を組み合わせた魚料理(写真左下)、水庭をイメージしたデザート(写真右下)など、独創的でリッチなコースになっています。
ちなみにテーブルには「本日のお料理」のようなメニューカードがあるのですが、主となる素材の名前が書いてあるだけで、どんな姿でやってくるのか全く想像がつきません。訪れた際にはメニューカードにも注目してみてくださいね。