ストレッチの違いでパフォーマンスに差が出る
スポーツ科学の分野では、ストレッチに関するさまざまな研究がなされています。
例えば、兵庫教育大学が2013年に行った研究では、ストレッチによる違いでパフォーマンスに違いが出ることが報告されています。
ウォーミングアップとして、静的ストレッチングのみと動的ストレッチングのみによるストレッチングの違いによる筋力発揮への影響について、ストレッチング後の最大筋力を比較したところ、静的ストレッチングによる最大筋力の低下傾向、動的ストレッチングによる最大筋力の向上傾向が示され、静的ストレッチングに比べて動的ストレッチングでは明らかな最大筋力の増加率が認められた。
参考:兵庫教育大学「静的および動的ストレッチングによる筋力発揮への影響について」2013年2月
つまり、ウォーミングアップでは動的ストレッチの方が最大筋力が増加したことを意味しています。
ただ筋肉を伸ばすだけではなく、ストレッチの種類を理解し、目的に応じて使い分けることでパフォーマンスを上げることができます。
そのためには、科学的検証に基づいたストレッチの意義や効果を知ることはとても重要になります。
YMC講師の勝木拓也 先生に聞きました
YMCメディカルトレーナーズスクールにて「ストレッチトレーナー養成講座」の講師を務める勝木拓也(かつきたくや)先生に、ストレッチ技術を学ぶメリットやポイントについてお話を伺いました。
ストレッチ技術を学ぶメリットは?
『ストレッチはできますか?』と聞くとほとんどの方が『できます』とお答えになるでしょう。
そのストレッチは『理想的なストレッチ方法』でしょうか?
実は『ただ伸ばすだけのストレッチ方法』になってしまい、効果がなかなか出ないと感じた事はありませんか?
このコースでは、筋肉を理解し、技術習得を行う事で確実にストレッチの効果を出すことができ、ストレッチの種類やメカニズムといった知識も学びます。
ストレッチ技術はどんなフィールドで活かせますか?
整体師、セラピストの方は、間違いなく施術の幅が広がります。
ヨガインストラクター、スポーツトレーナーの方は、クライアントのパフォーマンス力向上、身体動作・可動域の向上などについてのアドバイスが適切にできるようになります。
そのため、クライアントからの信頼獲得にはとても適した技術だと思います。
どんな方におススメですか?
- 施術の幅を広げたい
- 新しいスキルを習得したい
- クライアントを喜ばせたい
上記のように考えている方はもちろんのこと、
- ストレッチをしても効果が出ない
- ストレッチの効果が分からない
- どうしたら関節が柔らかくなるの?
など、ストレッチに疑問を持っている人には尚のことオススメです。
指導者の方、子供の部活に活かしたい方、各分野のインストラクターの方、筋肉について学びたい方、ぜひストレッチ学びに来ていただけたらと思います。
YMCメディカルトレーナーズスクール「ストレッチコース」開講スケジュール
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