1933年の創業以来、フェルト帽や天然草を加工する型物を中心に帽子づくりをおこなってきた東ハットは、思い出の通園・通学帽を小さくリメイクするサービス「思い出ハットプロジェクト」を始動。1月11日(火)より予約受付をスタートした。
コロナ禍であまり使われなかった帽子をリメイク
今回のコロナ禍で、幼稚園や小学校などで思うように行事ができなかったことにより、子どもたちの大切な思い出が減ってしまった。子どもたちの制帽を年間10万個製造している東ハットは、自分たちはこんな時にどんなことができるのだろうと考え、取引先の幼稚園や子どもを持つ親などにヒアリングを実施した。
その際に、コロナ禍で行事が中止となり、通学も減ったことで、帽子があまり傷んでないことを聞く。「なんかもったいないですよね」という声もあり、それであれば、最小限の経費でそれを小さくリメイクして渡すことで、思い出を形にしてずっと大切にしてもらえるのではないかと考えたのが、「思い出ハットプロジェクト」のきっかけだったという。
熟練の帽子職人が一つ一つ手作り
今回プロジェクトの対象となるのは、フェルト製の帽子。
帽子に付いているリボンやスベリ、ネームをすべて分解し、
本体のフェルトを実際に被っていた帽子の型に近い小さい木型で、蒸気をかけながらリメイク。リボンや品質表示など付いていたものを元のように取り付けて完成だ。
帽子の大きさは、一般的なテディベアや、小振りの人形が被れる大きさ。それらに被せるなどして、思い出をいつまでも大切にすることができる商品となっている。
申し込みは、電話やメールにて受付中。リメイク費用は¥7500(税・送料込)。プラスチック容器に梱包して届けられる。詳細は、東ハットHPのNewsページでも確認できる。
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