昨年11月19日に世界中が待ち望んだ、最新アルバム「30」をリリースしたアデル。ビルボードチャートで6週連続首位を獲得、さらに世界34ヶ国で1位を記録したばかりか、アメリカとイギリスにおいては2021年にもっともセールスを記録したアルバムとして記録されたほどのモンスター・ヒットとなったこの作品から、「イージー・オン・ミー」に続き「オー・マイ・ゴッド」のミュージック・ビデオが公開された。
この映像を監督したのは、2010年に公開されたアデルの「ローリング・イン・ザ・ディープ」のMVでもディレクションを担当したサム・ブラウン。前作「イージー・オン・ミー」で「ハロー」以来、再びグザヴィエ・ドランが映像監督を担当したときと同じように、今作ではサム・ブラウンとのタッグが復活した。
「オー・マイ・ゴッド」のMVが放つエネルギーや躍動感が「こんなのダメだって分かってる/でも楽しくやりたい」とアデルが歌うこの楽曲のもつ刹那的かつ官能的なトーンを見事に表現していている。モノクロームに統一された映像のなか、撮影スペースに用意された非日常的世界観の演出。複数登場するアデル本人とダンスを始めとするパフォーマンスを行うたくさんの出演者。何度見ても新しい発見が出来るようなギミックたっぷりの作品に仕上がっている。
そしてアデルは今月21日を皮切りにスタートする米ラスベガスにあるシーザーズ・パレス・ホテル内のザ・コロシアムで行われるレジデンシー公演が控えている。この世界的歌姫は、4月16日まで週に2回のパフォーマンスを行う予定。チケットは瞬時に完売し、スーパープレミアムになっているこの公演で、アルバム「30」に収録されたナンバーを筆頭に数々の名曲が披露され、会場では毎回新しい伝説が生まれることだろう。2022年もアデルから目が離せない!