体が硬いことを自覚しつつも「日常生活には特に問題はない」と、気に留めない方も少なくありません。
ですが、体の柔軟性を高めることは、さまざまなメリットをもたらしてくれるもの。
今回は、体が硬い人がヨガを行うメリット3つをご紹介します!
体が硬くてもヨガはできる?
体が硬くても、もちろんヨガはできます。
その一方で、「私は体が硬いからヨガは向いていないかも…」というような声を耳にするのも事実です。
ですが、実は体が硬い人こそ、ヨガのメリットを深く実感できるものなのです。
もちろん、ヨガのポーズの中には、高い柔軟性が必要なものもあります。
「体が硬くてポーズができなかったら恥ずかしい」と思ってしまうかも知れませんが、ヨガは継続することで体が柔らかくなり、できるポーズも増えてきます。
そして体が硬くても大丈夫なように、ポーズにはさまざまな軽減法もあります。
そして体が硬い人ほど、ヨガによる体の変化を感じやすく、ヨガのメリットを体感できるのです。
体が硬い原因は何?主な原因2つ
年齢とともに体は硬くなり、「昔はできた前屈ができなくなった」なんてこともあるものですよね。
体が硬くなるのには、いくつかの原因があるもの。
体が硬くなる主な原因2つをご紹介します。
運動不足
動不足は体が硬くなる大きな原因の一つです。
筋肉は使われないと硬くなってしまうもの。
筋肉が硬くなってしまうと、筋肉によって動かされる関節の可動域が狭まり、結果として体が硬くなってしまいます。
デスクワークなどで毎日、長い時間座りっぱなしだったり、定期的に体を動かす習慣がなかったりすると、使われていない筋肉はどんどん硬くなってしまうのです。
ストレス
緊張すると、体に力が入るのは想像がつきますよね。
ストレスは交感神経を優位にして、脳を活動的にし、体の筋肉を緊張させます。
そのような状態が長時間続くと、筋肉の緊張が取れず、収縮して硬くなってしまいます。
日常的にストレスを感じていると、いつも筋肉が収縮したままになってしまい、体は硬くなってしまうのです。
体が硬い人がヨガを行うメリット3つ
体が硬いことに慣れていると、あまりデメリットを感じないかも知れません。
ですが体が硬い人ほど、ヨガで体を柔らかくすることで、さまざまなメリットを実感できるでしょう。
体を柔らかくするメリット3つをご紹介します。
怪我の防止
体が硬いと、怪我をする確率も高まってしまいます。
動きにくい関節は、怪我の大きな原因の一つ。
体を柔らかくすると、関節の可動域が広がり、筋肉の伸縮性も高くなります。
そうすることで体にバネができ、体に受ける衝撃を緩和できて、怪我の防止につながるのです。
血行促進
体が硬いというのは、筋肉が収縮している状態です。
筋肉が収縮して固まっていると、血流も滞ってしまいます。
血行が悪いと、血液によって運ばれる栄養が体に行き渡らなかったり、老廃物も流れにくく成ってしまいます。
そのため、むくみや疲労の蓄積、冷え性などの、さまざまな体調不良を引き起こしてしまうもの。
体を柔らかくすることで、血液やリンパの循環が改善し、体調を整えることにつながるのです。
ダイエット効果
体を柔らかくすることは、ダイエットにも効果がみられます。
筋肉が収縮して硬くなっていると、老廃物が流れにくかったり、血行不良で体が温まりにくかったりして、太りやすくなってしまいます。
筋肉が柔らかくなると、関節の可動域が広がって全身が動きやすくなり、循環が良くなって痩せやすい体につながります。
ご飯を減らしてもダイエットに成功しない方は、体の柔軟性を高めるように意識すると、痩せやすくなる可能性があるのです。