白山中居神社
阿弥陀ヶ滝から約10km、白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)に到着します。立派な鳥居が見えたら左側に行くと無料駐車場があります。
創建は約2,000年前になるという古社・白山中居神社
伊野原の郷(石徹白・いとしろ)には、9,000年前より人々が住み、本社は縄文時代より磐境に国常立尊の降神を仰ぎ、祭祀が斎行されたのが始まりだといいます。
ご本殿の創設は、景行天皇12年(83)に、「白山の真南で宮川の上流、長龍滝と短龍滝の間で朝日が直射し、夕日輝く処に、伊弉諾尊を祀り給え」とのご神託のあったのが始まりと伝わります。
五段神楽(五行ノ舞)にやどる自然霊
五段神楽は、古代史上最大の王権をめぐる闘いに勝利した天武天皇の即位を称えて、天下太平国家安全を五行相生の原理に基づいて宮廷の五節舞いと同様に天武期に、石徹白(いとしろ)と岩見、出雲等で舞われる様になったのがはじめだそうです。五段神楽の舞いの楽器は5種類で、舞いの方向と動きが5行相生の5行になっており、5行の輪廻と環境の舞いであると言われています。
ここ石徹白の五行または五段のみの特徴として、鳶(とび)の舞いがあり、神武天皇の建国時の瑞兆の鳥の鵄(とび)の舞に始まるこの舞いは、建国と天下太平を祈る舞いに最もふさわしいとされました。(※小学生女子二人で「鳶(とび)の舞」、「二人舞」、「鈴の舞」、「扇の舞」、「幣の舞」の5段を踊る)
巫女の装束は、金色の天冠・白鉢巻・後頭部五色(青・赤・黄・白・黒)のたけなが布・紅白の下着・緋の袴・赤地に金襴の胴衣・白足袋・紙緒草履・その他、たけながの布の色も五行を表現しています。五行舞の五行が現在でも五段神楽に継承されています。
こんなにきちんとした五行を体現するお祭りがあるのは珍しい事ではないでしょうか。古代から栄えていた当地に五行舞が残っているということに驚きます。祭礼は5月第三日曜日に行われます。
運転が苦手な人はツアー利用も
ここまでたどったルートは、公共交通機関ではなかなか行きにくいところなのですが、白鳥交通では「霊峰白山のパワースポットミステリーツアー」として白山中居神社、阿弥陀が滝、石徹白大杉、長滝白山神社などをめぐるツアーが組まれているようです。
山道を運転するのは苦手、という方にはありがたいツアーですね。
満天の湯
奥美濃ドライブ帰りに温泉なんて、心豊かになりますね。白鳥リゾート「満天の湯」では、日帰りも、宿泊もOKな標高千メートルの絶景に湧く美肌の湯になっています。
この美肌の湯は、日本有数の炭酸水素塩温泉なのです。炭酸水素塩泉は、鉄分や炭酸分を多く含みヌルっとした泉質が特徴となっています。
- 湧出量・・・134リットル/分
- 源泉温度・・・44℃
- 泉質・・・ナトリウム炭素水素塩温泉
効能/浴用の適応性・・・神経痛、筋肉痛、関節痛、切り傷、やけど、慢性皮膚炎など。 露天風呂からの眺めは最高で、ゆったりとした時間を過ごすことができますよ。
提供・トリップノート
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