瀬戸川に沿って白壁土蔵や出格子の商家が連なる町並みが美しい、岐阜の小京都・飛騨古川。大人気映画「君の名は」に飛騨古川駅が登場したことでも知られるようになりました。のんびりと町を歩きながら、酒造へ立ち寄ったり伝統工芸に触れたり。飛騨古川散策で立ち寄りたいおすすめの観光スポットをご紹介します。
1. 白壁土蔵街
飛騨古川観光のメインスポットがここ。瀬戸川には1000匹もの鯉が泳ぎ、そして川沿いに沿って白壁土蔵と石垣が500mつづく、風情あふれる光景が楽しめるスポットです。11月下旬から4月上旬までは、鯉を寒さから守るため天神池にうつされるのでご注意を。夜には灯りが灯り、より一層美しい町並みが浮かび上がります。
2. 日根野美術館&カフェ
町家を公開し、日本画や陶磁器を展示する美術館です。伝統的な書院造りの建物は、飛騨市の「景観デザイン賞」を受賞しています。カフェを併設しており、ベイクドケーキが絶品と評判。古伊万里などの素敵な器で運ばれてくるのも嬉しい。庭園を眺めながら、飛騨古川散策の足休めにぜひ訪れたいスポットです。
3. 飛騨古川三寺まいり
毎年1月15日(お七夜様)に、本光寺、真宗寺、円光寺の3つのお寺をお参りする伝統行事です。地元の人だけでなく、観光客も参加可能。縁結びにご利益があるお参りとして、全国から訪れる人が増えています。町に灯るろうそくのあかりが幻想的な、このお参り。着物で参加するのも素敵ですね。
4. 三嶋和ろうそく店
NHK連続テレビ小説「さくら」の舞台となったことで、よく知られるようになった、全国でも数少ない和ろうそくのお店。その中でもすべてを手作業で行うのは、「三嶋和ろうそく店」だけなのだとか。自分用にはもちろん、お土産にもおすすめ。運がよければ作業をしている様子を見学できます。
5. 飛騨古川まつり会館
毎年4月19・20日に行われる古川祭は、国の重要無形文化財にも指定されている歴史あるお祭りです。多くの観光客が訪れる一大イベントで、激しいぶつかりあいの「起し太鼓」や豪華絢爛な山車が練り歩く「屋台行列」が見どころ。飛騨古川まつり会館では、古川祭の様子を3Dでスクリーンに映し出したり、山車を展示。起し太鼓も間近で見ることができ、お祭りの様子を感じることができます。
6. 渡辺酒造
酒造めぐりも人気の、飛騨古川。渡辺酒造は明治3年(1870年)からつづく老舗で、蔵は国の登録有形文化財に指定されています。銘柄「蓬莱」が主力。また「禁断の大吟醸ケーキ」は、その他の酒スイーツとはひと味ちがうと人気です。5日前までに予約をすれば、酒蔵見学もできます。