東京を代表するパワースポットのひとつ「神田明神」。「江戸の総鎮守」として招福祈願や商売繫盛にご利益があることから多くの参拝客が訪れています。そんな神田明神に、2018年12月、文化交流館「EDOCCO(エドッコ)」がオープン!カフェも併設しているなど、参拝とあわせてグルメも味わえます。今回は神田明神の見どころと、あわせて行きたい周辺のおすすめスポット、お店をご紹介します。

「神田明神」ってどんなところ?

【東京】ご利益×グルメを満喫♪神田明神と周辺スポットの見どころ徹底ガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

神田明神の正式名は神田神社。奈良時代、現在の大手町周辺に創建されたといわれています。その後、平安時代末期に活躍した平将門(たいらのまさかど)の墓周辺で天変地異が起こったことから、平将門を御祭神として神田明神に奉納。戦国時代には、江戸城を創建した太田道灌(おおたどうかん)ら名立たる武将が崇拝するようになりました。

1600年に起こった関ヶ原の戦いでは、徳川家康が合戦に臨む際に神田明神で戦勝祈願。すると見事に勝利したことから、江戸幕府から尊崇される神社となり、1602年に現在の地へ移転。以降、「江戸の総鎮守」として将軍家から庶民まで幅広い層に親しまれるようになりました。

神田明神の境内を散策しよう!

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

水舎で手を洗った後は、神田明神の境内を散策しましょう。最初にご紹介するのは、「御神殿」。現在の神殿は1934年に再建されたもので、以降、1994年から1999年の平成の御造替事業で全面的に塗替えと修復が行われました。御神殿には平将門公が祀られており、厄除けや必勝祈願のほか、商売繁盛などのご利益があります。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

御神殿から少し歩くと見えてくるのが、「江戸神社」。江戸最古の地主神として多くの人に信仰されており、社には千貫神輿(せんがんみこし)が祀られています。このお神輿をはじめ、境内には2年に1度、5月中旬に行われる「神田祭」に使われる神輿も収められています。イベント時には、神田や日本橋、そして秋葉原などの各地で神輿や曳き物などを運ぶ大行列が町を練り歩きます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

境内には、七福神をかたどった像が祀られています。開運招福にご利益のある「だいこく様尊像」は高さ6.6メートル、重さ約30トンで、石造りの大黒様としては日本一を誇ります。夫婦和合や縁結びにもご利益があるので、御神殿とあわせて参拝しましょう。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また神田明神文化交流館の近くには、「えびす様尊像」があります。神話で木の実を舟にして海の彼方にある常世から来訪されたという言い伝えから、イルカやタイなどの海の生きものに守られて大海原を渡る様子を表現しています。商売繁盛や医薬健康、開運招福にご利益がありますよ♪

神田明神文化交流館「EDOCCO」でグルメ&ショッピングを楽しもう!

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

境内を散策した後は、神田明神文化交流館「EDOCCO(エドッコ)」に立ち寄りましょう。2018年12月15日にオープンした施設で、奈良時代に創建してから1300年を迎える記念の年にあわせて建てられました。神札授与所や御参拝受付のほか、飲食店や土産物店、多様な伝統文化を体験できるスタジオ、屋上庭園を備えた貴賓室などがあります。

【東京】ご利益×グルメを満喫♪神田明神と周辺スポットの見どころ徹底ガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

1階の「EDOCCO SHOP IKIIKI(エドッコ ショップ イッキ)」では、神田明神ならではの江戸グッズや縁起物、オリジナル商品を販売。神社と親和性の高い「酒」と「米」、「塩」をテーマにした「明神クッキー」のほか、ごまだれ餅(税込450円)などを手に入れられます。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに併設する「EDOCCO CAFE MASU MASU(エドッコ カフェ マス マス)」では、縁起の良いグルメを味わえます。人気の「益々繁昌御膳(ますますごぜん)」は、古来より親しみのある「枡」を器にして江戸時代に親しまれていた料理を提供。ナスのオランダ煮やお豆腐の味噌漬け、ズワイガニといくらのせなど、創作料理を堪能できます。

【東京】ご利益×グルメを満喫♪神田明神と周辺スポットの見どころ徹底ガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

またスイーツも神社にちなんだ一品を味わうことができます。カリッと香ばしい米でつくられた「ぶぶあられ」、抹茶アイスと白玉、柚子ソースなどがふんだんに入った「枡パフェ」は濃厚な甘さとともに、サクッとした食感を楽しめます。

神田明神とあわせて行きたいスポット・お店をご紹介!

ここからは、神田明神の参拝とあわせて行きたい周辺のおすすめスポットとお店についてご紹介します。

【1】徳川家ゆかりの孔子廟「史跡 湯島聖堂」

【東京】ご利益×グルメを満喫♪神田明神と周辺スポットの見どころ徹底ガイド
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

御茶ノ水駅聖橋(ひじりばし)口から少し歩いたところにある「湯島聖堂(ゆしませいどう)」。江戸時代中期、江戸幕府5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)が上野にあった孔子廟をこの場に移し、大成殿(たいせいでん)と周辺の建物を総称して「聖堂」と呼ばれるようになりました。

その後、11代将軍・徳川家斉(とくがわいえなり)の時、幕府直轄の学校として「昌平坂学問所(しょうへいざかがくもんじょ)」を開設。幕臣のほか、各藩の藩士に対して儒学や医学、洋学などを教えました。

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

大成殿の中には、孔子や孟子といった中国の思想家の尊像が祀られているほか、掛軸や香炉など、貴重な資料を見ることができます。ちなみに中を見学できるのは、土日祝日のみとなっています。

【2】日本正教会の聖堂「ニコライ堂」

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(画像=サトホーク トリップノートより引用)

日本正教会の聖堂「ニコライ堂」。正式には東京復活大聖堂教会といい、明治時代中期に建てられましたが、1923年の関東大震災でドームと鐘楼が倒壊。1929年に再建されました。日本で唯一の本格的なネオ・ビザンチン様式の教会で、信者ではない方でも、13時から16時の間なら見学することが可能。解説を聞きながら、貴重な資料を見ることができます。