活発的に動き回るお子さまの写真、なかなかうまく撮れずに苦戦していませんか?
今は外で思いっきり遊ぶことができませんが、新学期がはじまれば、運動会やスポーツ大会などのイベントで活発的なお子さまの姿をとらえるチャンスも増えてきます。お子さまの元気な姿を写真に収められるとより素敵な思い出になりますよね。
でもブレてしまってなかなか撮れない…というお悩みをよく聞きます。そこで、今回は動き回るお子さまを躍動的に撮る方法、ブレずに撮る方法をご紹介します。
[講師]Tolanca(トランカ)編集部
基本のカメラ設定を覚えておきましょう!
遊んでいるお子さまの表情って、笑顔が溢れててとっても可愛らしいですよね。そんなお子さまの表情をとらえるときの一眼レフの設定は、次の通り。
基本の設定になるので、ぜひ覚えてくださいね。
①ISO感度設定
晴れた日や曇りの日の日中なら、400程度に。夕方や室内など少し暗いときは、800くらいまで上げるとよいでしょう。
②モード設定
シャッタースピードに合わせて露出を設定してくれる「Sモード(シャッタースピード優先モード)」を選択します。
③シャッタースピードの設定
1/500〜1/1000秒程度に設定します。それより低い数値では、シャッタースピードが遅くなりブレた写真に…。動きが速いときほど、分母の数を大きくしてください。1/500秒にした際に、f値(絞り値)がf22以上に設定される場合は、f8程度になるようシャッタースピードをさらに上げるのがおすすめです。
④ピントを合わせる
動き回る子どもにピントを合わせるのは至難の技。そんなピント合わせは、動くものにピントを自動で合わせてくれる「AIサーボ、AF-C/コンティニュアスAFサーボ」(メーカーによって名称は異なります)を使いましょう。
⑤シャッター
連写モードでベストショットを捉えましょう。しっかりピントの合った1枚をあとで厳選することができます。
撮影時の体制も要注意!
シャッタースピードである程度のブレは防げますが、撮る側が手ブレを起こしてしまっては本末転倒。しっかりと脇をしめてカメラを構えるようにして手ブレを防ぎましょう!
シーンに合わせてカメラを構える位置を変えてみましょう
トランポリンなどで遊ぶ子どもや走り抜ける子どもたちを撮影するなら、大人の目線=上からの目線だと、ジャンプしているところが上手く表現できなかったり、走り抜けるお子さまの表情をとらえることができません。
そんなときは、少し低い位置から撮影してみましょう。子どものお腹あたりまで目線を下げて撮れば、ジャンプ力も上手くとらえることが可能に。
さらに目線を低くし、下からあおるように近くから撮影すれば、より躍動的な写真になりますよ。
ほかにもこんな目線で!
お子さまの笑顔が溢れる瞬間、それはパパママと遊んでいる一瞬でもあります。一緒に遊んでいる瞬間をパパママ目線でとらえるのも自然で動きのある写真になりおすすめです。