人間以外のあらゆる物事
動物や植物くらいまでなら思いやりを持って接することができる人が多いですが、物質的な物には思いやりを忘れてしまう人が案外多いです。
ドアをバタンと閉める。物を投げて渡す。靴を揃えない。片付けない。汚れていても気にしない。まだ使えるのに捨てる。こういった行為は物に対する暴力です。
「物にも神様が宿る」という概念は日本人には比較的馴染みがありますが、欧米にはあまりないとされ、それがあらゆるものの大量生産大量破棄に繋がっていると指摘する研究者もいます。
日本では茶道や華道、剣道や弓道など「道」がつくものでは特にその道具を大切に扱うことも説かれ、それを作る人にまで敬意を持ち続けることを学びます。
しかし物質的に豊かになりすぎた現在の日本では「物にも神様が宿る」を知らない人も多く、物に対して暴力的な行為を働いていることが案外多いのです。
自分自身に対して
もちろん自分自身に対しても暴力を避けなければなりません。
体に良くないものを食べる、睡眠や運動を疎かにする、自分自身に対して否定的な考えを持つ。
こういったことはすべて暴力です。
自分を甘やかすことが自分に暴力を振るっていることになることもありますし、かといってストレス過多になるほど自分に厳しく振る舞うことも暴力です。
常に自分自身と対話し、自分を大切にするとは?と説い続ける必要があります。
世界に対して
世界に対しても私たちは暴力的になりがちです。
聞くだけで心が痛む事件や事故のニュースが後をたちませんが、多くは「他人事」として無関心であることがほとんどです。
しかし、どんなに遠いと思われることでも自分と必ず繋がっています。
地球温暖化やプラスチックの問題は、私たちの生活に大きな影響を与えるところまで来てしまいました。
あと数年もすると牛肉なんて食べられなくなるのでは?とさえ噂されています。
放火によるまるでテロのような多量殺人事件が続いていますが、こういった問題も個人の問題ではなく社会問題のはずです。
社会問題を無視し続けることは、いつか必ず自分に仇となって帰ってきます。
そもそも「無関心」とは最大の暴力とされるのです。
関心を持つことで非暴力を実現しよう
私たちはさまざまな場面で、無自覚のうちに暴力的になっていることがあります。
こういった暴力を意識して減らすことが大切です。
一人一人が非暴力を実現し、一人一人の世界が平和になることが全体の平和につながります。
2022年はヨガのポーズの練習以上に、非暴力のプラクティスも続けましょう。
提供・yoganess
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