こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。
恵さん(仮名・32歳/金融機関勤務)は結婚相談所に入会したのですが、婚活苦戦中。会いたいと思える男性に会えず、申込が来るのは若くても38~39歳、メインは40代と年上男性ばかり。 結婚相談所はこんなものかと思っていたそうですが、相談所のホームページには34歳と32歳など同年代の成婚カップルや同い年、場合によっては男性の方が年下の成婚体験談まで載っていました。
写真はイメージです(以下同じ)
結婚相談所の仲人にもう少し年齢が近い方がいいことを伝えても、「こればっかりはご縁だから」と具体的な解決策をもらえなかったそうです。そこで私のところへ相談にやってきました。
異性が見て「会ったら楽しそう」という要素はありますか?
32歳なら、首都圏女性会員の中では若い部類です。
プロフィールを見せてもらうと、「学生時代は吹奏楽部に所属しておりました。趣味はクラシック鑑賞と、クラリネットです。周りからは優しいとか真面目と言われることが多いです」とありました。
「恵さんは、条件が悪いってことは決してないんだけれど、会ったら楽しそうだなって要素がゼロなんです。デートでクラリネットを吹いたりしないし、このプロフィールだと男性から見たら年齢しか目立たないですよ」 「え~、でもこのプロフィールで『いい』って言われました」 「『いい』か『悪い』かなら悪くはないし『いい』と思いますよ。でも男性が見て『会ったら楽しそう』って要素がないんです」
もちろん、実際の趣味そのものを変える必要はないのです。が、私は視点を少しだけ変える提案をしました。
「恵さんって釣りはやりますか?」 「やらないです」 「男性で『釣りが趣味』って書いてあったらどう思いますか?」 「そうなんだ、ぐらいです」 「そうですよね。女性で釣りをやる人はレアですし、デートで釣りに行かないですよね。会う決め手にならないプラスにもマイナスにもならない情報ですよね。 恵さんも同じような感じで、男性から見たら、会う決め手にならない情報だけで埋まっているプロフィールなんですよ」
「お相手とどんなことがしたいか」を書いてもいい
「でも私、男ウケする趣味なんてないです。中学も高校も大学も吹奏楽だったので、他に趣味と呼べるものはないです」 「別になくても大丈夫ですよ。お付き合いする前は、お相手とどんなことしたいですか?」 「美味しいもの食べに行きたいです」 「美味しいものって具体的に何?」 「何でも好きですけど。イタリアンとかカレーとかケーキも好きです。そんなにお店は詳しくないし、グルメじゃないけど、話題のお店を聞いたら行ってみたくなる方です。旅行にいけばその土地の美味しいものは食べたいですし」
来た! プロフィールには「お相手とどんなことがしたいか」を書いてもいいんです。
「いいじゃないですか! プロフィールにはそういうことを書いていいんですよ。『食べることは好きで、一緒に食事に行きたいです。好きな食べ物はイタリアン、和食、カレー、甘いもの等。グルメというほどお店に詳しいわけじゃありませんが……』って書いてあったらどうですか?」 「あ~、今のよりずっといいですね」