イスラエルで3年暮らした筆者が、東京で間違いなくイスラエル料理店と呼べる名店を3つ厳選して紹介します。注文すると良いメニューについても解説しています。
イスラエル料理について
そもそもイスラエル料理とは何なのか、まずはこちらについて説明します。なぜならイスラエル料理は特殊だからです。
「イスラエル料理は無い」と言われています。イスラエルは移民が集まってできた国なので、母国料理のルーツをイスラエル国外に見出す状況があるからです。つまり、イスラエル発祥の料理が無いので、イスラエル料理は無い※という考え方になります。(※イスラエル発祥の食べ物が無いわけではない)
しかしながら、「イスラエルの定番料理」は間違いなく存在します。そしてそれらが、現在のところは「イスラエル料理」と呼ばれています。
イスラエル料理として紹介されることが多い料理に「フムス」「ファラフェル」などありますが、これらはイスラエル発祥の料理ではありません。それらを食べて母国を感じるのは、イスラエル人だけではないという事です。
イスラエル料理店3つ
イスラエル人が「これこれ!」と思うような、本当にイスラエルで愛されている定番料理(=イスラエル料理)を提供しているお店を厳選して紹介します。
中東料理や地中海料理とごっちゃになりがちなイスラエル料理ですが、そうならずにイスラエル料理を提供していると言えるお店です。
1. タイーム/Ta-im @広尾
「タイーム/Ta-im」は、日本で最も有名なイスラエル料理のお店かもしれません。東京に丸の内と広尾の2店舗あります。この記事で紹介するのは広尾の1号店です。食堂のような空間で、アットホームな雰囲気があります。ちなみに「タイーム」は、イスラエルの公用語であるヘブライ語で「美味しい」を意味します。
料理はかなりクオリティが高く、イスラエル人が食べても「これは…!」となる気がします。ランチプレートにはイスラエルのソウルフード「フムス」が必ずついており、イスラエルの定番料理を網羅的に味わえます。イスラエルで定番のピタパンのサンドイッチもあります。