誰もが山づくりに参加できる新しいカタチ
ソマノベースの原点にあるのは、2011年に起こった「紀伊半島大水害」。代表の奥川氏はこの水害で被災し、土砂災害により大切な人や町を失った。
同じような悲劇が起こらないようにすべきことは何か、長年模索を続け、見つけたのが土砂災害と「山づくり」の関係だったという。
木は、自然の力で土砂災害のリスクを下げる役割を担い、根は山の表面の土を掴み土砂の流出を防ぎ、幹は水分を溜め込んで、川に大量の水が流れ込むことを防ぐ。
一方で、木材価格の低下や人手不足などの多くの課題から、山を管理する人たちは「植林」にお金が割けず、伐採した後も新しい苗木が植えられない山が増加。そうした山は災害リスクが比較的高く、危険な状態にあるとも言える。
木を適切に使い、また植える、その循環を守ることは災害リスクの低い山をつくる上で大切なこと。「戻り苗」は、どこにいても、どんな人でも、苗木の生産に関わることができる。
オンラインストアをオープン
そこで今回、「戻り苗」をより多くの人に購入してもらえるよう、オンラインストアをオープン。どんぐりの育て方やソマノベースが大切にしたいストーリーなども掲載している。
普段の生活で山について考えることは少ないかもしれないが、災害は身近で、いつ誰の身に起きるか分からないもの。木や山、災害など、何かのキーワードに興味を持った人は、この機会にチェックしてみて。
戻り苗 ONLINE STORE:https://modrinae.myshopify.com/
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