森庄銘木産業は、1月と2月に宇陀市と共同で狩猟体験イベントを開催する。同イベントは狩猟サポートサービス「かりつなぎ」開始に向けた実証実験として実施するもの。イベントを通じて、獣害被害低減と地域の狩猟関係人口の拡大を目指していく。

「かりつなぎ」サービスとは

「かりつなぎ」サービスは、今まで狩猟になじみの薄かった人に狩猟を体験してもらい、狩猟を始めたい人と獣害に悩む林業家・農家とを将来的につなぐことを目指すサービス。地域の狩猟関係人口を増やし、獣害被害を低減することが最終的な目標だ。

これまでの聞き取り・アンケート調査では、狩猟を始める際に狩猟技術の実地経験を積む機会を得にくいことや、狩猟道具を揃えるのが大変といった課題を抱えている人が多く見つかった。そうした課題を解決し、地域住民や地域で働く人たちが狩猟に参加できる環境を提供する。