薬局で処方した薬を記録してもらうだけがお薬手帳の使い方だと思っていませんか? パパママが子供のお薬手帳に直接記載した方が良いこともあるんです。お薬手帳は薬の記録だけでなく、子供の健康管理や病院の受診、お薬の適切な処方をしてもらうことにも役立ちます。
お薬手帳とは?
お薬手帳とは、いつ、どこで、どのような薬を処方してもらったのかを記録するための手帳です。お薬手帳は薬局で発行してもらうことができ、一度発行してもらうとそのお薬手帳を全国どの薬局や医療機関でも使用することができます。
薬局で処方箋と一緒にお薬手帳を提示すると、そのとき処方された薬の情報や服薬方法等が記載されたシールをお薬手帳に貼ってもらえます。
お薬手帳のメリット
薬を処方してもらう際には、ほとんどの薬局や医療機関でお薬手帳を持っているかどうか聞かれます。持っていない場合はお薬手帳を作ることを勧められますよね。ではお薬手帳を使用しているとどんなメリットがあるのでしょうか。
お薬手帳のメリット1:適切な薬を処方してもらえる
薬を数種類服用する場合には、薬同士の飲み合わせが悪くないか、同じ成分の薬が重複して過剰摂取にならないかなどの配慮が必要になります。人によっては、日や時間を空けずに複数の医療機関を受診してそれぞれ薬が処方されることもあるでしょう。
かかりつけ医と違う医療機関を受診する際も、お薬手帳を医師や薬剤師に提示することで過去に処方された薬を把握してもらうことができます。医師や薬剤師にお薬手帳を提示することで、薬の飲み合わせや過去に処方された薬を確認してもらえ、適切な薬をスムーズに処方してもらうことができますよ。
お薬手帳のメリット2:子供の健康管理ができる
処方された薬の情報を記録しておけるお薬手帳は、子供の体調を管理することにも役立ちます。薬が処方されたときに子供がかかった病気、そのときどんな様子だったのかなどを記録しておくと、いつどんな病気にかかったのかを把握することができ、また同じ病気にかかったときもどのように対処すれば良いかの参考になりますよ。
お薬手帳に記載しておくと便利なこと
お薬手帳には、具体的に子供のどのような情報を記載すると便利なのかをご紹介します。
子供の体重
医療機関を受診する際に、前回の受診から間が空いていると現在の体重を聞かれたり、その場で体重を計ってもらったりすることがあります。それは子供にとって、体重が薬の種類や服用量を決める際の判断材料になるからです。
薬局でも体重を聞かれることがあるのは、薬剤師が本当に指定された薬の種類、量が適切であるかを再確認してくれているためです。お薬手帳にあらかじめ直近1ヶ月の体重を記載しておくと、医師や薬剤師とのやりとりがスムーズに済みますよ。
副作用歴、アレルギー歴
薬による副作用やアレルギー反応が出たことがある場合は、忘れずにお薬手帳に記載するようにしましょう。副作用がでたときと同じ薬や同じ成分が含まれる薬を再度服用すると、重篤な副作用やアレルギーに繋がる可能性があります。そうした事態を防ぐためにも、副作用歴、アレルギー歴をお薬手帳に記載しておくと安心です。お薬手帳によっては、副作用歴やアレルギー歴を記入する欄が設けられているものもありますよ。