自動車保険+自動車税

地方は都市部に比べて交通の便が不便であることから、自動車が必需品になります。田舎であればあるほど自動車の利用頻度が高くなり、1人1台車を持つ家庭も珍しくはありません。Tさんも車を2台所有しており、自動車保険料は年間9万円です。

また、2台分の自動車税がかかるため、6万円の支出もかかります。車を所有すると維持費がどうしても発生するので、少しでも家計の負担を減らすためにも自動車保険の見直しを考えてみるといいでしょう。

地方は都会よりも駐車場代が安く、1ヵ月の駐車料金が5,000円以下で借りられる地域もあります。もともと車を所有していた人なら、駐車場代は移住前よりも安く抑えられるでしょう。

ガソリン代

Tさんは車を2台所有しており、ガソリン代は月1万2,000円です。地方では買い物や病院などで日常的に車を利用するため、ガソリンの消費量も都市部での生活に比べると多くなるでしょう。また、ガソリン代は地域によって価格に差があります。

ガソリンの輸送にコストがかかる地方では、ガソリン代が高いです。ガソリンが1Lあたり150円で月400km走行すると、月に4,000円はかかる計算になります。ガソリン代を節約するには日用品や食品などの買い物はまとめて行い、車の利用頻度を減らすなどの対策をするといいでしょう。

食費

Tさんは夫婦2人で食費が月5万円。2人暮らしの家庭で月5万円なのはTさん夫婦が食事にこだわりを持っているからです。Tさんは家庭菜園で野菜作っており、それは節約にもなります。

一方で口にするのは安全で安心なものであることに重点を置いているので、食費が安く済むわけではありません。「おいしい食事をこの値段で」というTさん夫婦の考えで、毎日の食事を満足のできるものにしているのですね。

地方移住して減る支出は?

リタイア後に地方移住した夫婦の家計を公開!(50代・60代夫婦編)
(画像=『移住支援.com』より引用)

Tさんの家計簿を見ると、支出が都会生活より少ないのは娯楽費です。映画をシニア割引で毎月1本観るのが楽しみとのこと。夏には薪割りや畑、冬はクロスカントリーを趣味にしています。都会ではできない趣味をお金をかけずに楽しめるのは地方移住ならではのメリットですね。

リタイア後は時間に余裕があるため、自分のしたいことを叶えるチャンスでしょう。移住に興味のある人はTさん夫婦の家計を参考に、増える支出と減る支出のバランスを考えてみてくださいね。

リタイア移住のポイントは貯蓄と配当

Tさん夫婦の場合、投資による配当が年100万円ほどあります。さらに、現役時代は仕事が忙しくあまり遊びに行けなかったため貯蓄もあり、このお金を移住先の住宅の購入費に充てることができました。

リタイア移住は収入と貯蓄があったから実現できたのですね。リタイア後の生活を充実させるためにも、貯蓄と収入は重要といえるでしょう。移住後の収入源についても移住前に考えておくと安心です。

まとめ

リタイア後に地方移住した夫婦の家計を公開!(50代・60代夫婦編)
(画像=『移住支援.com』より引用)

退職後に田舎暮らしに憧れている人も多いでしょう。リタイア後の地方移住は収入と貯蓄が大きな鍵となります。田舎暮らしは都会に比べて、家賃や食費など物価が安いイメージがあるかもしれませんが、移住をすると都会生活より増える支出も意外と多いものです。現在の貯蓄とリタイア後の収入を試算して、慎重に移住生活の家計について考えてみましょう。


提供・移住支援.com

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