子供が小学校に入学するとさまざまな教科を学ぶことになりますが、きちんと授業についていけているのかどうか不安もありますよね。そこで、小学1年生のドリルの選び方について、漢字と算数に絞っておすすめのドリルを紹介します。
小学1年生のドリルの選び方
1年生の1学期の学習はのんびりしている印象を受けますが、夏休みが明けると国語は漢字の学習、算数はくり上がり、くり下がりのある足し算・引き算と、徐々にスピードアップしていきます。そのため、毎日の宿題に問題集やドリルをプラスして、学んだことを定着させたり、これから学ぶ内容を予習すると効果的です。小学1年生の問題集を選ぶ際のポイントを参考にしてみてください。
子供のレベルに合っている問題集を選ぶ
1冊目の問題集は、子供が「これなら簡単にできる!」と思えるものを選ぶのがおすすめです。親としては「できるだけ難しい問題集にチャレンジしてほしい」と思いがちですが、そこはグッとこらえましょう。子供のタイプによりますが、少しでも難しいと感じると、問題集をやること自体が嫌になってしまう可能性があります。逆に、簡単すぎると飽きてしまう子もいるので、どのレベルが合っているかをきちんと見極めることが大切です。
毎日続けられる問題集を選ぶ
毎日運動することによって筋力が養われるように、学力も毎日続けることで少しずつ身についていきます。そのため、毎日続けられる工夫がされている問題集を選ぶのがおすすめです。毎日5分、毎日1ページ、1枚など、かかる時間や分量があらかじめ設定されているものだと取り組みやすいでしょう。
達成感が得られる問題集を選ぶ
学習が終わるとシールを貼れたり、アプリと連動していて学習が終わるとごほうびがもらえるなど、達成感が得られるよう工夫された問題集がたくさんあります。子供が好きなキャラクターのシールがついているなど、やる気が出る要素があるとさらにいいですね。
親子で見に行き、問題集を選ぶ
自分の子供のころを思い出してみると想像がつくと思いますが、親に買い与えられた問題集って、やる気が起きないものですよね。子供と一緒に書店に行き、子供が「自分が気に入って選んだ」と思える問題集を購入するのが、一番失敗しない方法です。
ドリルは1冊あれば充分
ひとつの教科に対して、国語だったらひらがな、カタカナ、漢字、文章読解など、何冊も問題集があります。目移りしてしまいますが、何冊も同時並行するよりは1冊をしっかりやり切ってから次のドリルに移ったほうが、結果的に効率が良くなります。
家庭学習を習慣化させるためのポイント
1年生は、学習する習慣をつけることが大切です。「学校から帰って宿題が終わったら問題集をする」「朝起きて、登校する前に問題集をする」「学童で宿題と問題集を終わらせる」といったように、毎日のルーティーンとして組み込みましょう。その他にも、学習を習慣化させるためのポイントをいくつかご紹介します。
苦手意識を持つ前に取り組む
わからないところがあれば、苦手意識を持つ前にきちんと取り組んでクリアにしましょう。学校の勉強を先取りして家庭学習をする習慣がつくと、あらかじめ理解したうえで学校の授業を受けられるので、理解が深まります。
やさしい問題からスタート
はじめから難しい問題に取り組むのではなく、まずはやさしい問題から取り組むようにしましょう。そうすることで、集中力を徐々に高めていくことができます。
褒めて伸ばし、やる気を引き出す
毎日学習する習慣をつけることが一番の目的なので、何はともあれ「今日の分をきちんとできたこと」を褒めてあげてください。答えが違っているところがあったとしても、「上手に書けたね」「ここまでは合っているね」など、できているところを見つけて伝えるようにしましょう。そうすることで、子供のやる気を引き出すことができます。
無料でダウンロードできる教材やドリルも(2020年3月4日現在)
ドリルを購入するにも、我が子のレベルや苦手な単元がわからないことも多いもの。インターネット上には無料でダウンロードできる教材もあります。まずは苦手そうな単元や基本問題をやらせてみて、どのぐらいのレベルのドリルを購入すればいいのかチェックするといいでしょう。 また、普段は有料ですが2020年のコロナウイルス流行の影響で、一時的に無料公開されているものもあります。休校中に勉強する教材がなくて困っているパパママには助かりますね。
ちびむすドリル×ドリルの王様が無料公開中!
無料のドリルといえば「ちびむす」というパパママも多いでしょう。幼児期から教材が揃っているので、すでにお世話になっている家庭もあるかもしれません。現在、普段は有料の「ドリルの王様」(振興出版啓林館)とのコラボプリントも無料になっているので、要チェックです! 「ちびむすドリル×ドリルの王様」では、小学生1年生向けに以下4つのプリント
小学1年生 国語プリント(7枚) 小学1年生 算数プリント(40枚) 小学1年生 英語プリント(8枚) 小学1年生 プログラミングプリント(8枚) がダウンロードできます。算数は計算ドリルのほかに、つまずきやすいと言われる「時計」の項目も充実しています。1年の学習のおさらいに使えそうです。
単元別に学べるぷりんときっず
「ちょっと気が利く学習プリント」と銘打っている通り、「小学校でいつごろ・どんな単元を学ぶのか」からプリントを選べるサイトです。小学校1年生では、学校の授業わからなくてもうまくパパママに伝えられないことも多いです。ぷりんときっずを使っていれば、「この時期はこの単元だね」とパパママも進捗を見ながら学習のサポートができます。また、春から子供が小学生になるパパママにとっても、今後の学習のイメージがつきやすいでしょう。
勉強に興味を持たせたいなら「かいとうねこぴ~」
15年以上前からある学習サイト。「勉強の楽しさを伝える」コンセプトのもと、学校で学ぶ内容にとらわれすぎず「しりとり計算」や「ことわざカード」など、子供が興味を持ってくれそうなコンテンツがたくさんあります。ブラウザ上で回答するものが多いですが、印刷して使えるものも。