奈良県の子育て環境

奈良県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

奈良県では、すべての家庭が安心して子育てでき、家庭と地域がともに子どもをはぐくむことを目指して子育ての支援に取り組んでいます。たとえば、さまざまな分野・地域で子育てを応援する企業、店舗、NPOなどを団員とする「なら子育て応援団」は、妊婦や18歳未満の子どもがいる世帯を対象として、料金等の割り引きや特典などのサービスを行っています。2016年からは、なら子育て応援団事業が全国共通展開になり、他府県の協賛店においてもサービスを受けることができるようになりました。ほかにも「奈良県パパ産休プロジェクト」や地域で子育てを支援する事業などがあります。支援の内容は市町村によって異なるため、どのような制度があるのか、事前に確認しましょう。

奈良県で住むならどこがいい?

奈良県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

では、奈良県で住むならどこが良いのでしょうか。おすすめの街をいくつか紹介します。

奈良市の周辺に住むなら

奈良市は、1300年もの昔から多種多様な人や文化が行きかい、歴史や伝統が日々の暮らしに息づいている街です。寺院や神社、公園など多くの場所に咲き乱れる季節ごとの花々も見事です。国際観光都市ならではのバラエティ豊かな行事もあり、町ぐるみの子育てや、大都市圏との適度な距離と穏やかな自然を味わえるところです。奈良の世界遺産とは、1998年12月「古都奈良の文化財」として世界遺産リストに登録された施設・史跡・天然記念物をいい、 「古都奈良の文化財」は単一施設での世界遺産登録ではなく、東大寺をはじめとする8つの資産全体がひとつの文化遺産として登録されていることが特徴です。奈良市の2021年9月の人口は、353,656 人です。そんな奈良市の支援制度を簡単に紹介します。移住情報サイト「ならりずむ。」で移住・定住の情報を発信しています。奈良市空き家・町家バンクの登録物件に対して荷物撤去費用・改修費用・購入費用の一部を補助する、空き家・町家バンク活用住宅支援補助金があります。奈良市に転入する直前10年間のうち、通算5年以上東京23区に在住または通勤していた人を対象に、単身での移住の場合60万円、世帯での移住なら100万円の移住支援金が支払われます。ほかにも、多子世帯支援ポイント制度や、健康保険に加入している中学校修了前の子どもに保険診療の自己負担額から一部負担金を除いた額を助成するこども医療費助成制度などがあります。

香芝市

香芝市は、県の北西部にあり、金剛生駒紀泉国定公園を挟んで大阪府に接しています。大阪府松原市から名古屋方面にリンクする西名阪自動車道香芝インターチェンジがあり、JR和歌山線、近鉄大阪線、近鉄南大阪線が市の中心部を縦横に走り、大阪市内へは最短22分という便利なところに位置しています。2021年8月末の人口は78,923人です。支援制度をみてみると、起業支援として、「香芝起業セミナーみらい塾」「創業支援資金融資制度」「創業支援アドバイザー派遣制度」などがあります。子育てや医療については、子ども医療費助成制度(市内に住む、健康保険に加入している0歳~18歳の子どもに一部負担を除く医療費を助成)が、出産支援としては、妊婦健診補助制度などがあります。

橿原(かしはら)市

橿原市は、観光地として高い人気を誇る奈良県の中ほどに位置しており、橿原神宮や藤原宮跡、大和三山、今井町など歴史の深さや自然の豊かさに恵まれ、飛鳥地域として周辺一帯を含め日本の原風景を感じられる都市です。生活面では買い物環境や医療環境が整っており、平坦な地形により自転車でも移動が容易です。鉄道は、JRを合わせて5路線13駅あり1時間半前後あれば大阪、京都、神戸、和歌山といった都市圏へアクセスできます。また大和八木からリムジンバスを使って約70分で関西国際空港にも行けます。次に支援制度をみてみましょう。住宅助成支援として、三世代ファミリー定住支援住宅取得補助があります。5年以上東京23区に在住・通勤していた人で、就職または起業で橿原市に移住を決めた人には、移住支援金が支給されます。「シゴト応援フェア」や「かしはら創業塾」などの就労支援制度もあります。0歳から中学校卒業までの児童・生徒に、保険診療の自己負担額から一部負担金を控除した額を助成する子ども医療費助成制度もあります。

葛城(かつらぎ)市

葛城市は県の北西部に位置し、金剛・葛城・二上西部の山並みと東に広がる沖積地で構成されたまちになっています。近鉄南大阪線、近鉄御所線、JR和歌山線によって京都・大阪方面と結ばれており、車の面でも大阪方面から最寄りのインターチェンジである葛城インターチェンジと大阪・松原ジャンクションとは、約15分で結ばれる近距離にあります。支援制度は、新築住宅・中古住宅を取得した人には「すむなら葛城市住宅取得事業補助金」による補助があります。創業支援資金として、融資制度も用意されています。そのほか不妊治療費の助成や0歳~18歳の子どもには医療費の助成を行っています。

大和郡山市

江戸時代からの歴史をもつ、全国有数の金魚の生産地であり、「日本の桜百選」にも選ばれた郡山城跡を彩る桜が見事なところでもあります。JRや近鉄を利用すると京都まで約35分から50分、阪神三宮まで約1時間40分というアクセスです。また自動車では大阪まで約30分、京都まで約1時間、名古屋までは約2時間という距離にあります。2021年8月末の人口は84,875人です。就農支援として、50歳までに独立・自営就農する人に対して最長5年間、年間最大150万円を交付したり、若者の自立のための相談会を開いたりと起業支援をしています。そのほか0歳から中学校卒業までの子どもへの医療費助成、病気回復期にある児童の一時的保育・看護をしています。

生駒市

生駒市は、奈良県の北西端に位置し、大阪府と京都府に接しています。自然環境の良さや交通の利便性から人口は伸び、一時は120,000人を超えていましたが、2021年9月の人口は118,574人でした。鉄道で新大阪までは約45分、京都から約40分で着きます。また、関西国際空港、大阪空港からは約1時間10分で着くことができます。では、支援制度をみてみましょう。省エネ・耐震などのリフォームを行って、新しく中古住宅(戸建て)に住む人には、住宅助成制度があります。18歳以上50歳未満の認定新規就農者は、就農支援が受けられます。生駒市民の新しい働き方を応援する拠点として、情報通信技術を活用した多様な働き方を推進する施設、「生駒市テレワーク&インキュベーションセンター」もできました。ほかに、子ども医療費助成制度があります。子育て支援の拠点施設「子育て支援総合センターたっち」では、親子の絆づくりや効果的なしつけを学ぶ講座などを定期的に開催しています。

まとめ

奈良県は世界遺産もあるので、観光をかねて足を運び、地域の雰囲気や習慣などを知った上で移住先を検討してみてはいかがでしょう。農家民宿に泊まったり、地域のイベントに参加したりするのもおすすめです。


提供・移住支援.com

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