函館山の山麓に位置する元町周辺は、その地形からとても坂道が多いエリア。港へ向かってのびる坂が多く、坂道からの眺めが美しいことでも知られています。坂道はのぼるのが大変!だけどその大変さが報われるような坂道からの景色を楽しんでみませんか?数ある坂のなかから、おすすめしたい坂をピックアップしてご紹介しています。函館を観光する際にはぜひ、歩きやすい格好でおでかけくださいね。
1. 大三坂(だいさんざか)
1987(昭和62)年に「日本の道百選」に選ばれた、美しい坂。西洋を感じさせる石畳に沿って、街路樹がつらなる景観が楽しめます。秋には街路樹のナナカマドが真っ赤に染まり、より美しさが際立ちます。
大三坂沿いには、カトリック元町教会があります。 一年を通してライトアップが行われていますが、とくに「はこだて冬フェスティバル」の時期には青いライトアップが施され、真っ白な雪のなかに幻想的に浮かびあがる教会を見ることができます。
2. チャチャ登り(ちゃちゃのぼり)
大三坂をのぼっていき、カトリック元町教会をすぎると、急に道幅が狭くなる急勾配の坂が現れます。ちょうど、函館ハリストス正教会と函館聖ヨハネ教会の間の道。この坂が「チャチャ登り」です。”チャチャ”とはアイヌ語で”おじいさん”を意味する言葉で、老若男女が腰をかがめてのぼらなければいけないほど、坂が急勾配だということで、この名前がつけられました。この坂をのぼりきると、函館らしい異国情緒たっぷりの絶景が広がります。
3. 八幡坂(はちまんざか)
函館、いや、北海道を代表する坂といっても過言ではない「八幡坂」。海に向かってまっすぐ伸びる光景はあまりに美しく、映画やCMのロケ地として利用されることも多い坂です。昼には壮大な景色、夜には幻想的な景色が楽しめ、冬のイベント「はこだてイルミネーション」の時期には、八幡坂の石畳や街路樹がロマンチックに灯りで照らされます。