佐賀県の子育て環境

佐賀県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

「子育てし大県」を目指す佐賀県では、結婚・出産・子育ての希望がかなう環境を整えるべく、各ライフステージにおいてさまざまな施策に取り組んでいます。象徴的な事業が「子育てした大県“さが”タクシー」というユニークなもの。研修を受けたドライバーが設備の整った車両で、大荷物になりがちな子連れの外出サポートや、子供の通学・習い事などの送迎代行などを行ってくれます。

子供の居場所づくりへの取り組みや不登校対策、グローバル人材育成など、学童への施策も充実しています。男性の家事・育児への積極性を調べた民間の「イクメン力ランキング」で全国1位になるなど、効果を評価する声が聞かれるようになりました。

佐賀県で住むならどこがいい?

佐賀県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

ここからは佐賀県で暮らすのに便利な市を紹介します。いずれも、水や緑の豊かな自然と、それぞれに育まれた歴史や文化を感じられ、魅力がいっぱいです。

佐賀市の周辺に住むなら

佐賀県の県庁所在地は、県中東部に位置する人口約23万人の佐賀市です。有明海、佐賀平野の田園風景や、山麓部の山林や清流など、のびのびとした穏やかな環境に恵まれていると言えるでしょう。有明海の干拓地にある佐賀国際空港からは、羽田・成田便が就航しています。

また佐賀市は福岡県に隣接しており、佐賀駅から博多駅まで特急で40分ほどで行き来できることから、福岡県に通学・通勤する人も少なくありません。佐賀市を中心とする10%通勤圏は約40万人とされ、小城市、神埼市、江北町、多久市、吉野ヶ里町、大町町、白石町が含まれます。北部山間地域を対象にした市の空き家バンクがあり、登録物件には改修費用を助成する制度も設けられています。また市内全域の空き家情報は全国版空き家バンクで探すことができます。

鳥栖市

県最東端に位置する鳥栖市は、自動車道の分岐点であり、また佐賀県内唯一の新幹線駅である新鳥栖駅が置かれ、九州の交通の要所のひとつとして発展してきました。独立した鳥栖経済圏を形成していますが、広義には福岡経済圏の一部でもあり福岡市との行き来が盛んです。

抜群の交通アクセスのよさ、多くの企業が進出していることから、県内で最も人口増加率が高い市となっています。都市の便利さだけでなく、九千部山や石谷山、河内ダム周辺の美しい自然も、住みよさにつながっているのではないでしょうか。渓流の水を直接引き込んだ河川プールは多くの家族でにぎわう人気スポットです。

その渓流の近くに、移住検討者用のお試し住宅があります。近年全面リフォーム済みの大きな平屋で、家具・家電が揃った便利な設備が嬉しいですね。住宅利用料・備品利用料・光熱水費・放送受信料等が無料で、利用可能期間は2泊3日から13泊14日までです。

嬉野市

日本最大美肌の湯とも言われる嬉野温泉で知られる嬉野市。県南西部、長崎県との県境に位置し、ゆるやかな山々に囲まれた温暖で緑豊かな町です。江戸時代、有明海の干満の差を利用して船が行き来した川港「塩田津」は、商家や問屋、和紙や鍛冶、石工などの職人でとてもにぎわいました。

現在も白壁の大きな家々が立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。嬉野市では、市外からの転入者へ9種類の応援金があります。例えば18歳未満の子供がいる世帯には、最大10万円の引越し代助成や、子供1人につき2万円の応援金が出ます。祖父母が市内在住の孫へ「孫ターン応援金」、妻の実家が市内にある夫へ「お婿さん応援金」、単身女性へ「女子ターン応援金」など、さまざまな立場の転入者へ応援金が設定されています。

その他、市内での起業、住宅取得、リモートワーク移住、就農を対象とする応援金が設けられていますので、あてはまるものをチェックしてみてください。

唐津市

唐津市は、国の重要無形民俗文化財「唐津くんち」や、伝統的工芸品「唐津焼」といった、素晴らしい伝統文化をもつ地域です。玄界灘に面しており、入り組んだリアス式海岸やいくつもの離島が、美しい海の景色を織りなします。他にも国の名勝に指定された「虹の松原」や呼子の朝市など、豊富な観光資源を誇る地域です。

玄界灘でとれる海の幸も魅力的ですね。福岡市の中心部まで高速で1時間程度とアクセスがよく、福岡都市圏・佐賀都市圏への通勤者も多く住んでいます。唐津市では移住相談専門の相談員移住コンシェルジェを設置するなど、移住定住促進を強化してきました。住まいの支援として、空き家バンク制度や市の分譲団地、また農業体験に特化したシェアハウスがあります。

武雄市

武雄市は佐賀県西部にあり、ゆるやかな山々と盆地で形成されています。佐賀県立宇宙科学館が置かれ、教育・文化の面で魅力的な町です。象徴的なのが武雄市図書館・歴史資料館で、デザイン性の高い建物に書店やカフェが併設され、公共施設とは思えぬほどの洗練性で全国的にも注目を集めています。

武雄市はICT教育に先進的に取り組んできたことでも知られ、教育環境に魅力を感じて移住してくる家族も見られます。移住・定住支援としては、市外から転入し住宅取得する人への定住支援金が設けられています。移住先が定住特区エリアである場合、さらに加算された補助金が出ます。また、移住体験活動を行う人へ宿泊費を補助する滞在費補助金があります。

小城市

小城市は佐賀県のほぼ中央部に位置します。江戸時代には長崎街道の宿場町であり、交通の便のよさから隣接する佐賀市のベッドタウンとして発展してきました。九州の小京都のひとつに数えられ、伝統的な町並みが残る町です。

天山から湧き出す清水は米や酒などの産業を支え、豊かな有明海に注ぎます。海岸にはムツゴロウやシオマネキの保護区があり、生き物観察や干潟を体験できます。小城市には空き家バンク制度があるほか、市内の売買物件や賃貸物件を市のWebサイトから探すことができます。

まとめ

佐賀県は美しい海や緑に恵まれ、歴史や文化も豊かな場所です。福岡など他の都市圏へもアクセスしやすい便利さがあり、自然と都会のいいとこ取りがかなうのではないでしょうか。また県をあげて子育て環境の充実に取り組んでいる点は、若者や子育て世帯には大きな安心が得られるでしょう。近年は移住定住支援にも力が入れられており、各人に適したサポートが期待できます。


提供・移住支援.com

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