宮城県と山形県の県境にそびえる「蔵王連峰」。日本百名山にも選ばれた美しい山は、夏はエメラルドグリーンの神秘の湖「御釜」や、冬にはスノーモンスターと呼ばれる「樹氷」などで有名な、人気の観光地です。今回は、冬に山形側からアプローチした際の見どころや、周辺の観光スポットをご紹介します。冬ならではの蔵王観光、ぜひ楽しんでみてください♪

蔵王連峰とは

「蔵王連峰」とは、宮城県と山形県の県境にそびえる標高1,841mの連峰。春は高原に咲く草花、夏は緑の木々、秋は紅葉、そして冬は樹氷と、四季折々の美しい景色が楽しめます。

蔵王といえば、宮城県側にあるエメラルドグリーンの神秘の湖「御釜」が有名ですが、冬は悪天候でみられないことも多いため、「樹氷」が観光名所として人気があります。

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

「樹氷」がみられるエリアには宮城、山形のどちらからもアプローチでき、宮城側は雪上車で、山形側はロープウェーを利用して見物できます。

山形側は樹氷見物と合わせてウィンタースポーツが楽しめたり、山の麓に「蔵王温泉」があったりと、徒歩圏内で観光できるのが人気のよう。今回は、山形県側からアプローチした蔵王の見どころをご紹介します。

冬の山形・蔵王の見どころ

【1】樹氷

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

蔵王の冬観光におすすめなのが「樹氷」鑑賞。別名スノーモンスターとも呼ばれる樹氷は、高山帯に生育するアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできるもので、気温−5℃以下という厳しい気象条件のなかで形作られます。

晴天の日には、写真のように一面樹氷がつづく美しい景色がみられますが、見られるかどうかは、天候に左右されやすいようです。残念ながら筆者も猛吹雪のなか鑑賞し、数m先の樹氷をなんとか確認しました。みなさんも蔵王へ訪れた際には、ぜひ樹氷鑑賞にトライしてみてくださいね!

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

夕方からは樹氷がライトアップされ、幻想的な景色もみられます。国内でも限られた地域でしか見られない樹氷、人生で一度はみてみたいですね。(2017年のライトアップは3月5日で終了)

【2】蔵王ロープウェイ

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

こちらは、蔵王山麓駅から山頂駅までをつなぐ「蔵王ロープウェイ山麓・山頂線」。ゴンドラのなかから蔵王連峰をのぞむ、計17分の空中散歩がたのしめます。山頂付近は氷点下−10℃前後の世界が広がっているので、防寒対策もお忘れなく。

【3】山形蔵王温泉スキー場

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

「山形蔵王温泉スキー場」は変化に富んだコースをもつ、東北最大級のスキー場。山頂付近の樹氷原コースは、「樹氷」が見ながら滑ることができるスキー場として世界的にも有名であり、国内外問わず多くの観光客が訪れていますよ。

【4】蔵王温泉

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=PIXTA トリップノートより引用)

およそ1,900年前に開湯された日本屈指の古湯、「蔵王温泉」。山形蔵王温泉スキー場とともに栄え、昔ながらの温泉宿がつづく、風情ある街並みが広がっています。

冬の蔵王はこう楽しむ!山形・蔵王の見どころ4選&周辺のおすすめ観光スポット4選
(画像=mumin トリップノートより引用)

泉質は全国2位の強酸性温泉で、「美肌の湯」としても定評があります。温泉街には3つの共同浴場に足湯、源泉かけ流しの露天風呂など、いくつもの日帰り入浴施設があり、湯めぐりにオススメですよ。

樹氷鑑賞やウィンタースポーツを楽しんだ後は、ぜひ温泉に浸かって身体を癒してくださいね。