実際に錫のコップを使って水を飲んでみることもできます。冷水を入れたコップを持つとひんやりとして、錫の熱伝導率の良さを実感できますよ。
伝統技術を体感できる工場見学「FACTORY TOUR」
約60分、スタッフが工場内を順番に案内し、それぞれの現場で解説してくれます。
まず最初に、能作の商品で使われている「錫」や「真鍮」、鋳造方法や加工技術について、説明を聞きます。
工場内はスタイリッシュで明るく、洗練されています。天井の照明は、東京スカイツリーの照明を担当したデザイナーがデザインしたそうで、細部までこだわりを感じます。
こちらは、錫製品を作る現場。
能作の人気商品、錫の酒器が出来上がったところ。
筆者が訪れた時は、溶かした金属を鋳型に流し込む様子も見られ、金属が高温で緑色や白色に見えました。
真鍮でできた商品。まだ磨く前なので表面はざらざらしています。
こちらは磨きの工程を担当する現場。
職人が磨いていく様子はとても繊細で、思わず息をのみます。
工場内の各工程を示すサイン。工程を漢字1文字で表現しています。このサインも真鍮でできています。
普段目にすることのない鋳造作業の様子を間近で見られ、現場の匂いや音、温度などを肌で感じられて、能作のものづくりへの真摯な姿勢をうかがえました。参加する価値は大いにありますよ。工場見学は無料で、事前に予約が必要です。
オリジナルを作ろう!鋳物製作体験「NOUSAKU LAB」
実際に自分で鋳物を作ることできます。製作できるものは、小皿、ぐい吞み、箸置き、ペーパーウェイトなどから選べます。
生型鋳造法と呼ばれる鋳型用の砂を押し固めて成型する方法で型作りをします。
自分で作ったオリジナルの品はいい記念になりますね。製作体験は事前予約が必要で、作るものによって料金が違うので、能作のホームページをチェックしてくださいね。
能作の食器で食事ができる「inomo kitchen」
天井が高く、テーブルの配置もゆったりしているのでくつろげます。
セットメニューの他、カウンターにはベーグルやスイーツが並びます。
中でも注目は、能作の「の」の字の形をしたベーグル!
遊び心が素敵ですね。チーズタルトも能作のお皿にのっています。
セットメニュー「IMONO KITCHENセット」は、カレーセットや自家製ピザセット、せんべい汁とおにぎりセットなどがあり、サラダとスープが付いて1,500円〜(税込)。
「のベーグル食べ放題セット」は、焼き立ての日替わりベーグルが食べ放題。
「職人カレーセット」は、富山ポークを使った自家製職人ベーコンカレーを味わえます。
他にも、午後2時からの「アフタヌーンティセット」や「能サクッ!アップルパイ」などのデザートメニューもありますよ。詳しいメニューは、ホームページをご覧ください。
おしまいに
筆者は、工場見学やランチ、ファクトリーショップでの買い物だけで3時間以上滞在しました。見どころ満載なので、訪れる際は時間を多めとっておくことをオススメします。富山観光に能作の本社は外せません。
提供・トリップノート
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